いたずらゴブリンのしろ

著者名：青山邦彦

フレーベル館（2022/03発売）

• ISBN：9784577034460

内容説明

ある王国のお城が一夜のうちにできあがった。驚きながらも住み始める王様たちですが、不思議なことがたびたび起こりだします。ゴブリンが隠れていたり、建物の細部までのこだわりが素晴らしい絵本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Hideto-S@仮想書店 月舟書房]

小さな王国のお話。隣国が攻めこんでくるのを怖れた王様は、丘の上に城を作って備えようとしますが、工事は遅々として進みません。ところがある日、信じられない光景を目にします。昨日まで何もなかった場所に立派な城ができていたのです。不思議に思いながらも移り住んだ王様一行ですが、城では不思議なことばかり起こります。それはいたずら好きのゴブリンが建てた城だったのです。城内のドタバタに忙殺しているうちに、ついに敵国が攻めてきて……。城の俯瞰図が精緻で美しく、眺めているだけで楽しい。

2015/05/02

[absinthe@読み聞かせメーター]

５歳の娘に読み聞かせ。実は娘はこの日まで、お城はダンスパーティーのためにあるものだと思っていた。（恐らくシンデレラの影響）お城は戦争のために作るんだよ。「えー！本当？」この本で、戦争とはどういうものか話し合うきっかけになった。（著者の思惑とは相当違うが）ゴブリンが敵をやっつけるさまは痛快らしく、何回も再読しました。

2015/12/21

[いろ]

一夜にしてゴブリンの丘に建ったお城に王様が住み始めると，盗み食いや悪戯が頻発。でも，隣国が攻めて来たら…というお話。安野光雅さん「ふしぎなえ」を思い起こさせる精密なお城の断面図など，細かい部分をじっくり見て楽しめる。６歳男児，あちこちに見え隠れしているゴブリンに気がつくと，最初のページからワクワクした表情で探し直している。再読以降もストーリーはそこそこに，ゴブリン探しに夢中。それが飽きると，今度はあちこちに散りばめられたケーキなどのご馳走を「どれが食べたい？ 僕はね～…」と指さしてニコニコ＾＾

2014/11/11

[Lesen]

隣の国に戦争好きの国があり、その備えの為に見晴らしの良い丘に城を建て始めますが中々工事は進みません。ところがある日突然城が出来ていたのです。城に住み始めるとあちこちで物がなくなったりし始めました。見え隠れしているゴブリン探しに夢中になってました。後、城の断面図のゴブリンの秘密の抜け穴やゴブリンの敵をやっつける所も楽しんでました。

2015/06/12

[海(ｶｲ)]

【図書館で】青山邦彦さん追っかけ。お城の中の絵が好き！いたずら大好きゴブリン、面白かった！

2016/12/03