ブルーバックス<br> 統計学が見つけた野球の真理 最先端のセイバーメトリクスが明らかにしたもの

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ブルーバックス
統計学が見つけた野球の真理 最先端のセイバーメトリクスが明らかにしたもの

  • 著者名:鳥越規央【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2022/03発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065274552

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内容説明

野球の必勝法とはなにか? 統計学的にその答えを追求し、メジャーリーグの「お荷物」を
常勝軍団に変身させ、一躍その名を知られた「セイバーメトリクス」。その進化はとどまる
ところを知らず、野球場で起きているあらゆることを「数字」にするため新しい指標が次々
に考案されている。さらにテクノロジーの発達は、選手やボールの動きの精密な計測を可能
にし、それらビッグデータの解析によって、野球というスポーツの本質さえ解き明かそうと
している。はたして野球とは、どのような競技なのか? 日本のセイバーメトリクス研究の
第一人者がRSAA、wRAA、UZR、UBR、フレーミングなどの新指標を駆使しながら、本当
に勝利に結びつくプレーと戦術について考察する。
大谷翔平の「二刀流」はMVPに本当に値するのか、スワローズ&バファローズの史上初の
W下剋上はなぜ起きたかも、数値を見れば一目瞭然!

・投手の評価は「守備」や「運」に大きく左右されている
・打者の本当の貢献度を「得点」に換算してみると
・守備の「うまさ」をどうすれば正確に測れるか
・盗塁は70%以上成功しないと「赤字」である
・犠牲バントの「損益分岐点」は出塁率でどのくらいか
・球審のジャッジは実はかなり「恣意的」である
・「勝負強さ」をどう数値化するか
などなど、野球の見方がいやでも変わる新知見満載!

目次
序 章 セイバーメトリクスの歴史――草創期から「革命」まで
第1章 セイバーメトリクスの原理――どのように「数値化」するのか
第2章 投手の指標――どこまでが「責任」なのか
第3章 打撃の指標――「得点創出能力」をいかに表すか
第4章 セイバーメトリクスの可視化――「下剋上」の原動力とは
第5章 パークファクター――野球は「場所」によって変わる
第6章 守備の指標――「未開の領域」に光を当てる
第7章 走塁の指標――「足」でどれだけ稼げるのか
第8章 総合指標――「二刀流」を評価する
第9章 セイバーメトリクスの革命――テクノロジーが明かす真実
第10章 プロ野球の未解決問題――これからのテーマ

目次

目次
序 章 セイバーメトリクスの歴史――草創期から「革命」まで
第1章 セイバーメトリクスの原理――どのように「数値化」するのか
第2章 投手の指標――どこまでが「責任」なのか
第3章 打撃の指標――「得点創出能力」をいかに表すか
第4章 セイバーメトリクスの可視化――「下剋上」の原動力とは
第5章 パークファクター――野球は「場所」によって変わる
第6章 守備の指標――「未開の領域」に光を当てる
第7章 走塁の指標――「足」でどれだけ稼げるのか
第8章 総合指標――「二刀流」を評価する
第9章 セイバーメトリクスの革命――テクノロジーが明かす真実
第10章 プロ野球の未解決問題――これからのテーマ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

80
SABR(アメリカ野球学会) Metrics(測定基準)、セイバーメトリック。最近は、大谷翔平の大活躍もあり、MLBも注目を集めている。その際、OPS,QS,WHIP,等々 出てくる数字が選手のパフォーマンスを指数で評価する。統計学的に選手を、分析して評価する。何と70種以上もあるらしいことに、驚いた。ちょっと専門的過ぎて、私には難しかった。2023/08/29

ma-bo

63
従来の打率や打点、出塁率、盗塁数、エラー数等の表向きの数字だけでは表せない指標のセイバーメトリクス(データを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法)をまとめたもの。興味深いが、具体的な算出法が難しくて理解できないのも😱2022/05/20

けぴ

48
メジャーリーグなどで良く目にする打者のOPSや投手のクオリティスタートなどの用語。これらが、どのように計算され、どのような意義を持つかなどを理屈を解説しながら語った一冊。単純に面白いのはノーアウト一塁の方がワンアウト二塁より得点期待値が高いこと。高校野球で見られる送りバントは良くない!?。一方、ノーアウト一、二塁よりはワンアウト二、三塁の方が得点期待値は高い。ここではセオリーの送りバントが良いようです。とはいっても、観戦する観客が面白いと思う野球を今後も期待‼️2023/10/04

活字の旅遊人

43
近頃の野球記事には、アルファベット数文字の略語が増えている。本書で説明される「セイバーメトリクス」の用語だ。分かったような、分からないような計算で求められる値なのだが、本書を備えておくことで気になった時に確認できるのは良いね。それにしても「平均的な選手と比べて」という基準が気になって仕方が無い。そこの取り方で随分と変わってくるよね? また、2021年のデータが多いので、ベイスターズが不憫でならん。あと、ブルーバックスも普遍的ではないテーマを扱うものが増えてきたが、本書はその頂点に相当するんだろうな。2022/04/20

yyrn

34
イチロー選手が引退会見で「三振と四球とホームランばかりの最近の試合はつまらない」と語ったように、そんな試合は確かにつまらないが、イチローはその前に「頭を使わない最近の野球」とも言っているが、それは間違い。頭を使い続けた結果、四球を選ぶ選手が評価されたり(マネーボール)、ヒットを阻む変則シフトが生み出されたり(ビッグデータベースボール)、さらにそれを破ろうとホームランを狙うフライボール革命が起ったり(アメリカンベースボール革命)、たかが野球だが常に進化してきた結果であり、それが万人に受け入れられなければ⇒2022/04/30

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