内容説明
最新の歴史研究を踏まえた「田中日本史」の決定版。日本史を各時代のエピソードを中心に通史で概観! *上巻は縄文から平安時代まで。
第一章・日高見国――縄文・弥生時代、関東にあった祭祀国家
第二章・天孫降臨――関東から九州へ、船で渡った瓊瓊杵尊
第三章・大和時代――神武天皇と日本の統治
第四章・飛鳥時代――日本人の神髄「和」の思想の確立
第五章・律令国家の誕生と国家意識の確立
第六章・奈良時代――日本の古典を成熟させた天平文化
第七章・平安時代――貴族が極めた宮廷文化の頂点
※本書は平成24年刊行の田中英道著『日本の歴史 本当は何がすごいのか』(育鵬社刊)をもとに、最新の歴史研究の成果を踏まえ、大幅な加筆を行い刊行するものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kurara
40
★4 イマイチ歴史に疎い自分にとってはとても分かりやすく読めた。けどー、日高美国や縄文人の骨格はユダヤ人?「私が思うに!」の自説もかなりあって楽しめた。2023/08/16
HIRO1970
32
美術、芸術から見る日本国史上巻。 過去の遺物から歴史を眺めると こんなにも見え方が違うものかと 正直驚きました。 DMダイレクト出版の誘惑に負けて 買いましたが、これは当たりかも しれません。 2023/09/20
冬木楼 fuyukirou
13
縄文時代の日本には文字が無いので記録はないが、太陽をあがめ日が上る場所を追いかけて人類はアジアの最果てへ旅をしてきて、さらに日本列島の東の外れまでたどり着き、ここ関東に日高見国という国がありました。と考察する本。文字の記録は無いけど、縄文人が残した土偶などの造形物、あるいは日本独自の古墳などから推測したり、後代の記録「日本書紀」には日本人の精神性が受け継がれているとみる。著者の専門は美術史で、モノから過去をひも解くのが楽しい。理想に走り過ぎているとも思うけど、こういう考え方もあるというのを知れて面白かった2023/04/18
おおたん
12
日本史本。新たな視点で日本の歴史を知ることができると思います。なるほど。そうだったのか。確かに。と思うことが多かったです。個人的な感想ですが、陰謀説が好きな方は、読んでみると何か発見があると思います。◆日本が太陽の昇る場所として人々に認識されていた◆太陽信仰、自然信仰が人間の信仰の基本◆日高見国◆ピラミッドより大きい仁徳天皇陵「大仙古墳」◆武人埴輪→ユダヤ人埴輪?◆法隆寺→聖徳太子が建てた2024/05/04
魚京童!
9
すべての歴史は偏っているが、より一層、偏っていらした。2024/12/31