天国へのドレス - 早月葬儀社被服部の奇跡

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天国へのドレス - 早月葬儀社被服部の奇跡

  • 著者名:来栖千依
  • 価格 ¥799(本体¥727)
  • PHP研究所(2022/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569901961

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内容説明

「早月葬儀社で、フューネラルデザイナーとして働いてみないか? ご遺族の感情と、故人様の人生を思いやり、人生の最期に身に着ける衣装をご用意する、責任ある仕事だ」年上の恋人に裏切られたショックから仕事をやめ、逃げるように東北へと向かったファッションデザイナーの朝川糸花。弔井町の崖から身を投げようとした彼女を救ったのは、葬儀社の若き社長・早月霜だった。糸花の作ったドレスに目をとめた霜は、故人が葬儀で身に着ける衣装を用意する“フューネラルデザイナー”として、葬儀社で働かないかと持ちかける。霜の強引さに戸惑いながらも、糸花は早月葬儀社の一員として働くことになり……。思い出のワンピース、着ることができなかったウエディングドレス――大切な人の旅立ちのために、特別な一着を作る葬儀社を描いた感動作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

17
色々あって東北にある早月葬儀社で故人が身につける衣装を用意するフューネラルデザイナーとして働くことになった糸花。葬儀に関して無知だった糸花の勉強、遺体との対面、遺族とのやり取り…。気になり始めていた霜がエンバーミング処置をしているところを見た後の変化。後半の展開に自分でも色々思い出してしまって。糸花のキャラが軽い感じなのがちょっと気になるけどいい作品でした。脚本をうまくやってキャスティングがはまればすごくいい映画が出来そう。2023/04/11

うさっち

14
故人が葬儀で身に着ける衣装=白装束のイメージしかなかったので新鮮でした。葬儀社が舞台ですが重すぎず軽すぎずでちょうどよかった。ただ主人公が恩人でもある上司に対してずっとダメ口だったのがもやもやしました。2024/09/19

すみっちょ

6
「東北の港町」という記述と作者さんが秋田県出身在住ということで、震災が関係してそうだとは途中から少しずつ想像がつきました。早いとか遅いとか関係なく、あれから確実に10年経ったんですよね。自分のこの10年を思い返してしまいました。物語の内容としては良くも悪くもあっさりな感じ。主人公には特に嫌なところもなく、出てくる人達も善人です。葬儀や湯灌についての知識も広がりました。一点だけ、糸花が最初からタメ口なのが気になりました。仮にも上司で雇い主なのだから、せめて業務中は敬語がいいのでは。シリーズ化するかな?2022/06/29

おさと

4
参考文献を読みたくなった。2022/11/04

しおん

2
綺麗な装画にジャケ買い! 葬儀社の被服部で働くことになったデザイナーの糸花。 たくさんの死が身近にある仕事ながら明るい主人公目線でライトめに描かれているので読みやすい。 様々な見送り方、エンバーミング処置や湯灌師など専門的な内容も知れて良かった。2022/11/23

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