- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
家族と離れ病院に入院するということは、こどもにとって不安で心細い体験です。そんなこどもたちを温かく見守る優しいお医者さんのお話です。くま先生は、森の優しいお医者さんです。入院中のこどもの心をほぐすアイデアを次々に考え出します。きょうもやまねこのジョイくんが入院を嫌がって、布団をかぶっています。くま先生は、ジョイのお母さんのスカーフを借りてきて、ジョイの涙を拭きながら首にまいてあげるのです。そして、シーツをテントのように使い、キャンプごっこを始めました。あたたかな灯りのもと、バスケットのサンドイッチと水筒の飲み物。くま先生の大きな体に抱きしめられて、テントの中には信頼と心優しい空気が流れます。不安と寂しさで心を閉ざしていたジョイは、くま先生の優しさに心を開き、ようやく病気に立ち向かう気持ちになりました。そうして、くま先生も看護師さんもみんな、心からほっとするのでした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
annzuhime
34
図書館本。4歳7ヶ月の次女がチョイス。くませんせいの病院に検査入院したやまねこのジョイくん。行きたかったキャンプに行けず、さらに一人での入院で心細いジョイくん。そんなジョイくんのために一緒にキャンプごっこをしてくれるくませんせん。とっても優しい先生ですね。でも診察待ちの患者をおいて、遊び出す先生はなかなかいないだろうね笑。2020/12/30
遠い日
16
正岡慧子さんのお仕事シリーズは、仕事への熱意やこだわり、人への思いやりに満ちていて好き。お医者さんのくま先生。入院を嫌がる山猫の子ども、ジョイを気遣うくま先生。ジョイの心をどうにかなだめて、病気に向き合うことに心を砕く先生のやさしさと、自分がすべきこと、できることへの真摯な姿勢がすばらしい。ジョイの「ぼく ぜったい げんきになる」という約束のことばが光る。2015/06/16
二条ママ
5
次女6歳年長。図書館本。こんな病院は全然怖くないね。本当に優しいお医者さん!2022/10/18
しらたえび
5
絵が末崎さんということで動物たちがかわいらしく、子供も表紙をみてこれ楽しそうといいながら読み始めました。病院が嫌いな子供に対してベットでキャンプをできるようにするやさしいくま先生。こんな先生いたら子供もたのしい。5歳8か月2021/06/13
絵具巻
5
文京区立根津図書館で借りました。2016/03/29