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内容説明
メッセージはうす味に。心を掴む極意は「生ハムメロン」。慌てたときはリフレイン。緊張は迎えに行けばいい――。「言葉が響く」「心に届く」と話題のベテランアナウンサーが日常会話や会議、プレゼンなど、さまざまな場面を念頭に、日々心掛けているメソッドを大公開。ロジカルでやさしい、満足度ナンバーワンの必携書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
57
読んでいて気に留まったルールを、会話前・中・後、そして番外の4分類。”前”からは、”心身”の「身だしなみ」。スイッチと解釈。”中”からは、”相手”の「スイッチ」。「乗せる」と同義語と解釈。”後”からは、「おせっかいvs.金言」。自分が深いと感じる言動をしないこと!”番外”からは、鈴木桂治選手の言葉。世界を相手にしている重みが滲む。そもそも論では、真摯さという感。謝罪や何かをお願いする姿勢。真摯さに加えて、人間性の問題も頭に浮かぶ。唯一キョトンとしてしまったのが、「生ハムメロン」。言葉は難しいなぁと再認識。2023/03/14
ぐっち
19
藤井アナの本。あのコメントに至るまでにたくさん下準備をしていることがわかる。いいコメントを出せるところまでは行かないかもしれないけど、下準備への努力は頑張りたい。この本のメモは、自分(をよく見せようとする)ための緊張を、相手(にちゃんと伝える)ための緊張に変える。自分の事を話そうとするとうまく伝わらない。2025/06/08
アコ
16
藤井アナ2冊め。3部構成・51の会話のメソッド。/ ■言葉を試着する(自分が言われたらどう感じるか)■会話を乗せる3つの過程「相手を知る」「背中を押す」「質問をする」…等を自身のエピソードともに紹介。特にいいなと思ったのは■頭の中でショートムービーを流して話す。(その映像に導かれて言葉が出てくるようになる。)にハッとした。■逆接の上手な使い方:逆接を使うときは前向きに話し終える。これもそうかも。意識して実践していきたい。/ 実況経験からなのか、やたらサッカーを例えに用いていたのはちょっとなぁ、だった。 2023/05/30
ひこぼし
16
藤井貴彦さんの本を初めて手に取り読んだ。人柄がよく表れていて、すんなりと心に響いた。いつもニュースでのコメントに関心していたから、こういう先輩いたらいいなぁと思うし、真似してみたいことがたくさんかかれてあった!アナウンサーとかけ離れた仕事だけれども、人との繋がりや伝え方などいかせられることがありそう。ヒントをたくさんもらった気がする。明日から実践してみよう。2022/02/20
チャー
15
アナウンサーの著者が情報や想いを伝える際に大切にしている考え方を綴った本。不特定多数の視聴者に伝えるプロが大事にしている内容は、言葉に真摯に向き合う姿と共に氏の懐の深さを強く感じた。誰かに対し言葉を発したとき、言う、伝える、伝わるという3段階があるというのは考えさせられる。乱暴な言いっ放しから言葉の意味の共有まで発し方は幅広く、相手をどの程度思いやるのかで言葉使いは変わる。情報はそもそも偏りがあるという指摘はハッとさせられた。立場が違えば受け取り方も違う物事を常に中立で伝えるというのは難易度が非常に高い。2022/05/13