内容説明
まわる! ゆれる! ゆがむ!
驚異の錯視ワールド、ふたたび。
止まっている絵が動いて見える、
同じ明るさなのに同じに見えない、
まっすぐなはずの線が傾いて見える……。
錯視デザインの第一人者が、錯視図形のつくり方を指南しながら、
錯視の心理学も解説した究極の錯視ガイドブック。
新たに「赤く見えても赤ではない……自分でつくれる色の錯視」を加えた。
●あとがきより
錯視デザインは他人がつくったものを鑑賞するだけでも面白いが、
自分自身でつくる醍醐味はそんなものではなく、極上である。
究極の道楽なのだ。
第1章 錯視とは何か
第2章 静止画がなぜ……止まっているものが動いて見える錯視
第3章 同じ明るさなのに……明るさの錯視
第4章 水平のはずが……傾きの錯視
第5章 赤く見えても赤ではない……自分でつくれる色の錯視
第6章 だまし絵は錯視か?――いろいろな錯視
目次
第1章 錯視とは何か
錯視は脳で起こる/錯覚とは何か/錯視の多くは知覚レベルの錯覚/勘違いの心理学/蜃気楼は錯覚か/錯視はなぜ起こるのか/錯視にかかわる脳領域/錯視の楽しみ方
第2章 静止画がなぜ……止まっているものが動いて見える錯視
一 動く錯視の発見――オオウチ錯視(オオウチ錯視/なぜ動くのか/回転する錯視/もう一つのオオウチ錯視)
二 四つの色で動きをつくる――四色錯視(四色錯視/簡単につくれる四色錯視/四色錯視で回転錯視0
三 「蛇の回転」(「蛇の回転」錯視/「蛇の回転」で遊ぶ/「蛇の回転」の歴史/傾きと渦巻き/なぜ「蛇の回転」は起こるのか/「逆」フレーザー・ウィルコックス錯視)
四 「ボート」――中心ドリフト錯視(中心ドリフト錯視/中心ドリフト錯視で遊ぶ)
五 「コメの波」――波の錯視
第3章 同じ明るさなのに……明るさの錯視
一 「コンクリートの柱」――明るさの対比と同化
二 「森」と「太陽」――境界が重要な明るさの錯視
三 周りの明るさの影響――T接合部が重要な明るさの錯視
四 「帽子」――ログヴィネンコの錯視とエーデルソンの錯視群
五 「二人の女性」――輝度勾配依存の明るさ錯視
六 黒い霧と白い霧――透明視依存の図地分化による明るさの錯視
七 「神経細胞の発火」――ヘルマン格子錯視ときらめき格子錯視
八 「光る菊」――輝き効果
第4章 水へのはずが……傾きの錯視
一 「だんご30兄弟」――ツェルナー錯視とフレーザー錯視(ツェルナー錯視/彎曲錯視/フレーザー錯視)
二 「黒ダイヤ」――カフェウォール錯視(カフェウォール錯視/カフェウォール錯視の彎曲錯視/カフェウォール錯視の動く錯視と渦巻き錯視/簡単にできるカフェウォール錯視)
三 「クッション」――市松模様錯視(市松模様錯視/「膨らみの錯視」/市松模様錯視の波の錯視と動く錯視)
四 「卯図」――カフェウォール錯視の仲間の錯視(黒白円の錯視/ずれたグラデーションの錯視/縞模様コードの錯視)
五 「カメの養殖」――エッジの変化で傾く錯視(縁飾りエッジの錯視/ずれたエッジの錯視)
第5章 赤く見えても赤ではない……自分でつくれる色の錯視
一 色の錯視(色の錯視いろいろ/イチゴの色の錯視/イチゴの色の錯視画像のRGB値のヒストグラム)
二 色の錯視をつくる(自分でつくれる色の錯視プログラム/自分でつくれる色の錯視プログラムの使い方/ひまわりの色の錯視のつくり方/目の色の錯視のつくり方/ここまでのまとめ)
三 オリジナルの色の錯視のつくり方(青いクルマの錯視のつくり方/好きな錯視画像のつくり方)
第6章 だまし絵は錯視か?――いろいろな錯視
一 だまし絵と錯視(だまし絵の歴史/錯視デザインの創始者/錯視デザインの歴史/だまし絵と錯視の違い――「錯視=役立たず」か)
二 トリックアートの手法――影(シャドー)と陰(シェード)
三 ステレオグラムと錯視(なぜ立体的に見えるのか/ランダムドットステレオグラムとオートステレオグラム)
四 反転図形、不可能図形と錯視(反転図形/不可能図形)
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