内容説明
道ばたでないていた子犬の「ぼく」を、みくちゃんって女の子が拾ってくれた。ぼくの新しい生活がはじまった。みんな一緒の楽しいくらしは、ずっと続くと思ってた。でも、家族はだんだん離ればなれになって、ぼくは一人取りのこされたおとうさんと「旅」に出ることになったんだ――日本中が涙した大ヒットコミック、その感動が小説になって蘇る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
125
コミックを小説化したい。そんな原田氏の熱望を形にした作品。泣けてしまいました。この想い、犬を飼ったことがある方なら分かって頂ける筈。そして、犬を看取ったことがある方なら泣くしかないと思う。犬は何故あんなにこの人と決めた人に一途に想い、慕い、一生を終えるのであろうか。ここに紡がれる物語は短く哀しい物語。でも、不思議と読了後に哀しさ少ない自分が居ることにも気がつく。かつての愛犬達が蘇って傍らで一緒に読んでくれていたからに違いない。2022/04/18
ふじさん
93
村上たかしのコミック本「星守る犬」を小説にした作品。原作のコミック本は読んでいないが、冒頭のエピソードには、村上たかし氏の創作の秘密とクリエイターとしてのインスピレーションが込められており、読者を物語に引き込む大きな力となっている。家族と別れたおとうさんと犬の自由きままな旅は予想のつかない結末を迎える。人と犬の心の触れ合いには思わず私も心を奪われてしまった。さすが、原田マハといえる内容。コミック本の素晴らしさを十分伝えてくれたのではないか。感動の1冊になっている。原作のコミック本も是非読んでみたい。2023/09/07
ぼっちゃん
59
泣けるマンガとして『星守る犬』が話題になっていた時から気になってので、原田マハさんの小説版ということで手に取りました。おとうさんもハッピーも幸せな最後だったと想いたい。2022/03/21
shinchan
56
原田さん、25作品目でした。表紙のルソーの絵が気になっていて購入。1年半前に愛犬を失った私は、犬が絡んでいる小説を避けていました が、、、、。155ページの短なお話しでしたが 内容が深すぎて。イイなぁ原田さん。2024/08/06
おぬち
40
犬が大好きなので、基本犬もの、というか動物物は避けまくっていたのですがクレしんコラボしていたので購入しました。もう、素敵。素敵だけどもう号泣しすぎた。本当にサラーと読もうとしたのに…。素敵だし感動したけど、それ以上につらいが勝るので今後も避けていこうと思います2024/05/05
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