内容説明
復帰した田中警視監のもとで、あらたに覚悟と決意をする螢橋。工作員・ミカと接触していた人物が判明したのもつかの間、公安部の吉野が自殺し、議連の高山が射殺されてしまう。警察組織、官邸、朝鮮総連。巨大な敵に対して、螢橋は鹿取や三好たちとともに、それぞれの任務を遂行することだけに集中するのだが……。「公安捜査」シリーズ、十五年の時を経て、堂々の完結! (解説・香山二三郎)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シ也
37
公安捜査シリーズ、これにて完結。ラストがちと分かりにくかったが、巻末の作者コメントにはジンと来てしまった。三好や能美、鹿取等々、自分の人生をかけて戦い抜いたそれぞれの結末が描かれ、願わくば別の形でそれぞれをまた読みたいとも思うが... 。特に児島はまた読みたいキャラである2016/08/27
KAZOO
31
これが三部作の最期のものなのですね。私はこれを最初に読んでしまいました。ここの読み友さんの感想を見ておもしろそうだと感じたからです。最初からまた読んでいこうと思っています。この本で完結するまで15年もかかったのですか?楽しみが増えました。2015/02/05
5〇5
6
任務の遂行に命を懸ける男たち♦拉致、恫喝、監禁、暴行、襲撃と過激な攻防が繰り広げられる♣緊迫した状態が続く中、ホタルと鹿取の戯言が絶妙な息抜きになっている♥それにしても、今回は失うものも大きかった。対する敵の巨大さを思えばやむなしか♠「これで終いや。なんや寂しいなあ」2015/07/05
へいがぁ
6
遂に大河シリーズ完結です。単純な大団円ではありませんが、一応の決着がつきました。登場人物の中では児島が一番好きでした。スピンオフとして彼が主役の普通の(?)警察小説が読みたくなりました。2014/12/21
だいゆー
6
(^^)2014/12/18