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内容説明
「自分の頭で考える力」が根本から身につく!
答えなき時代に独学を深めるうえで必須の「考える技術」を、気鋭の哲学者が徹底解説。
答えのない時代には
自分の頭で考え、学びを深める力=「独学力」が必須だ!
◆勉強の質を高める哲学メソッド
◆「良い問い」と「不適切な問い」
◆「一問一答式知識観」を捨てる
◆「ソクラテス式問答法」の問題点
……など
【本書の目次】
はじめにーー答えなき時代に求められる「独学の力」
プロローグ 「考える」とはどういうことか?
ーーショーペンハウアー『読書について』から考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
107
最近「独学大全」などという部厚い本が本屋でみられるのはコロナ下でのコミュニケーション不足などによる一過性の流行なのでしょうか?私もこの本を手に取ってみて非常に懇切丁寧な説明でわかりやすい気がしました。リーディングに興味のある私はとくに第7章の「チャリタブルリーディング」という箇所が参考になりました。2022/08/01
井月 奎(いづき けい)
44
良書である(机ドンッ)。いや、本当にいい本です。思考方法や指南書は何冊か読みまして、それぞれにいいことが書いてあり参考になるのですが、この本が今までに私が読んだ本と一線を画すのは、時間軸にそって具体的に思考の方法と手わざを教えてくれるところです。指南してくれる読書方法、そこから自分に落とし込む方法、そして他者(リアルな人、本の著者などのバーチャルな人)との対話による思考の深化方法は非常に魅力的かつ、実践的です。私はこの本の方法を使ってやはり新書の名著である、今道友信著『美について』を再読します。2022/10/16
livre_film2020
26
著者がすっごーーーく真面目なことがわかった。真面目というか生真面目? 「一々そんなに本に線引いたり、云々カンヌンしませんよ」と修士卒の私は思うのだが、私が失格なのか? 確かに、読んでて大事そうなところは丸つけたり関連性を示すために大雑把にバッと線で結びつけたりするけど、過度にやりすぎると「それで考えた気になった人」になりかねない。昔、妹が「どこが大事か分からずハイライト引きすぎる奴いるよね」って鼻で笑ってたことを思い出した。用量用法注意。
ココロココ
24
ネットで紹介されていて、面白そうだと思い、購入。難しいことが書いてあるわけではないけれど、実践するのには難しい内容。会社であるプロジェクトに参加しているのだが、そのプロジェクトに参考になりそうだと思いながら、読んだ。前半が原理編、後半は応用編になっている。原理編のところでは、分節、要約、論証、物語化する力の説明があったが、実際に自分が意識して取り組むしかないと感じた。ショーペンハウアーの読書についてを再読したいと思う。現在資格試験の勉強をしているが、それにも役立てる内容だった。2022/05/21
ズー
22
ページ数の割に読むのに時間がかかったのは、いつもよりもじっくり理解して読んでいったから。読むほどにそうするべきだと思った。本の読み方や、マークの付け方など、なるほど頭のいい人ってこうゆう勉強の仕方をしていたのか!と目からウロコ。独学だけではなく、人とのコミュニケーションにも使えそうな会話(議論)の仕方など。想像以上にためになった。この本を要約するとネタバレになりそうだからやめておいた。(そんなうまくできるわけないが。)2025/02/25