講談社タイガ<br> あくまでも探偵は もう助手はいない

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講談社タイガ
あくまでも探偵は もう助手はいない

  • 著者名:如月新一【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2022/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065273777

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内容説明

最高のパートナー
でもきっと、永遠じゃない

「謎を解くのは金のため」
うそぶく探偵といられる未来は――まだ見えない。

青春に心が砕け散るミステリ

ーーー

「大人の世界に、名探偵の居場所はない」
頭脳明晰、眉目秀麗な優等生・森巣の裏の顔は、SNSを駆使した謎の探偵だ。
その心が善にも悪にも近しいと知るのは僕しかいない。

被害者不明の誘拐事件に目的不明の爆弾魔。
頻発する事件を頭脳で解き明かすうち、
森巣は本物の刑事に容疑者として追われることとなる……。

たどり着く結末に叫びが漏れる――青春ミステリはここまできた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

36
頭脳明晰、眉目秀麗な優等生で、SNSを駆使した謎の探偵でもある森巣。その心が善にも悪にも近しく不安定だと知っている平が、彼とコンビを組んで事件に挑む第二弾。クリスマスイブ当日に呼び出された遊園地で起きた被害者不明の誘拐事件、待ち合わせに現れなかった森巣が追う目的不明の爆弾魔、そして本物の刑事に追われるようになってしまう森巣。探偵としても優秀な森巣の存在を周囲に認めてもらいたいのに、ものがしさばかり募る平の想いが痛いほど伝わってくる展開で、だからこそ最後に垣間見えた一縷の希望に期待したいところではあります。2022/04/18

きたさん

23
「読みたくなかった」と「よく書いてくれた」という相反する感情に捕らわれたまま抜け出せなくなるシリーズ2作目。硬派でハードで、けれど青春という言葉から浮かぶ全ての感情が描かれていたように思います。これだけのエモが詰め込めるからこそミステリが好き、ということを改めて思わせてくれた一冊。2022/07/03

ゆう

20
シリーズ2作め。副題からして不穏な気配か?…と思ったんだけど、こんなことになるとは。平の理想の押し付けはちょいしんどいのだけど。それにしても森巣〜!!2022/12/19

きょん

18
シリーズ第二弾。バディらしさも出て来て、大人サイドの刑事とも信頼関係が出来てきたんだろうかと思ったら、怒涛の展開で犯罪者として追われる事に。信じられ助けてくれるのが同年代だけというのが、大人として何とも切なく歯がゆく感じてしまった。2022/03/27

なみ

16
楽しみにしていたシリーズ続編。同級生の森巣に探偵として活躍してほしい平は、助手として、友人として森巣のサポートに徹する。 善と悪。探偵と助手。真実と嘘。『ウィンクと爆弾』のジェットコースターのような目まぐるしい展開が楽しすぎました。"それは、今まで二人が誰かを助けてきたからじゃないの?"という香々美さんの台詞が素敵です。森巣のミステリアスな魅力が爆発していて、より彼のことがわからなくなり、より彼のことが好きにもなりました。 このシリーズに、青春ミステリの新時代を切り拓いていってほしいと、強く願っています。2022/03/16

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