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内容説明
覇権国家アメリカは、究極的に何を目指しているのか。社会学の視点で〈新大陸〉〈キリスト教国家〉などの成り立ちを捉えれば、「自由の国」の行動原理が浮き彫りになる。財産の相続法や選挙など平等と民主主義を実現する社会の仕組みから、ハンバーガーやジーンズといった便利さを追求する消費文化、そして、ふたつの大戦や冷戦、9・11を経て至った単独行動主義まで、アメリカならではの思考パターンを考察。はたしてその覇権はいつまで続くのか、日本がとるべき道とは……。エッセンスを明快につかみ出した超常識のアメリカ論。 [目次より]アメリカとは何なのか/宗教国家アメリカ/独立戦争のアメリカ/社会科学者の見たアメリカ/トクヴィルの見たアメリカ/アメリカン・カルチャー/サリンジャーのアメリカ/二十世紀という時代/日本とアメリカ/ネオコンのアメリカ/グローバル化とアメリカ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
18
アメリカがどのようなものか、色んな側面から知ることが出来た。2024/03/07
タク
14
アメリカという国が苛烈な自由、平等、権利の綱引きに明け暮れる国だとよくわかる。これは読み捨てせずに手元に置いておきたくなる新書。ただし、後半は橋爪さん自身が書いているとおり、直観による記述も多いので、第二部七章以降は話半分で読むのが吉/橋爪さんと師匠の小室直樹さんとの違いはユーモアの有無かなw。小室さんのように宗教を語り出すと突然文章が講談調になる、みたいなサービス精神的はなく、ひたすら真面目です。2011/02/14
Taizo
5
「アメリカではなぜ独自のスポーツが発達したのか?」と「モンキーチャレンジ」の考察が特に面白かった。どちらも「平等」が根底にある考え方。前者は、移民してきた時にスポーツで遊ぼう、でもサッカーはイギリスからきた人たちが有利だし、それだったら出身地に依らず楽しめる新しいスポーツを考えよう!ってロジック。 後者は、進化論はキリスト教に反する、それを公立校で教えることはキリスト教に反する特定の教義を教えることになり政教分離ができていない、ゆえに進化論は教えるな。というもの。実は政教分離ができているからこそのロジック2019/08/20
zoros
2
理解できた。 勉強になりました。2023/02/19
Harada Hiroyuki
2
古本で見かけたら即買い。出版時より世界事情がだいぶ変わったにも関わらず、基本的な洞察は生きている。社会学的に世界を見るお手本となる。 2018/03/16
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