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内容説明
〈愛国虚言〉を弄する北京人、海外志向の上海人、広東人の挨拶は「儲かりまっか」、中国のユダヤといわれる温州人、ヤクザのなかでも凶暴なマフィアが多い福建人。この国は、地域が変われば言葉も通じない、まして、気質も習慣もまるで違う多民族国家なのだ。中国が一つなんて、ありえない! 本書では、33すべての省、直轄市、自治区、特別行政区を踏破した著者が、地域ごとの多彩な「お国柄」を紹介。いまの中国で政治を牛耳るのは上海閥、軍を支配するのは山東閥、商業は広東省全域が台頭している。さらに、海外に暮らす華僑と華人、客家人、新移民の問題が改革開放以来、世界中で深刻な対立を生み出している。また、辺境を往けば、漢族を恨むウイグル、チベット族がいる。少数民族は、漢族をのぞいて55族にものぼるといわれている。それほど中国人とは多種多様なのだ。ビジネスや観光にも必ず役立つ現地情報が満載。本邦初の出身地別中国人探訪の書である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
11
この小さな日本でさえ、県民性などという言葉で分類することがままあるのだから、あの中国ならば当然広大な地域の特性に伴う住民の特質はあると思う。もちろん、これが乱暴な分類であることは分かったうえで、中国人を理解する参考にしたらどうだろうという程度。それでもこの本の、いや著者のすごいところは、中国のすべての省、市、自治区、特区を訪れたということ。その土地を見て、実際に人々と触れ合い、そのうえで地域性を加味した判断を下す。しかしそれはあくまでも著者の体験であり、著者の判断である。学術的な根拠があるわけではない。2020/01/01
nob
2
唐突に著者のどうでもいい旅日記が挟まれたり、急に別の地域の話題が出てきたり、話にまとまりも流れもなく、思いつくまま書き連ねた駄文という印象。駄文でも、お話として読んで面白いか、著者自身に興味があれば読む価値はあると思うが…「新しい中国人論に挑んだ」そうだが、論としての体をなしていない。地図の画素が荒いのは手抜きすぎ。2014/11/26
じろう
1
ちょっと古いけど十分面白かった。興味のある人はYoutubeヤンちゃんの各省中国人とのおしゃべり見ると面白い。他省人が上海のこと嫌ってたり隣同士が意外に仲悪かったり田舎もん扱いが面白い。なお現代美人の輩出省はウィグルである。漢族から見るとエキゾチックらしい。ディリラバさん綺麗だ。2022/01/27
lakers_mania
1
ところどころ作者の偏見が感じられた。2007/08/23
こらぴし
0
著者は中国各地に行っているようだ 反日は主に北京とか、その他は反中央的だとか 各地の特色を順に紹介しているが、途中ちょっとどうでも良くなってしまった 昔、水滸伝を読んだときに「同じことの繰返しであきてきた」感覚に似ている 北京の統一中華幻想と、実現しっこないそれをさめた感覚で見る周辺といった感覚か 著者はしきりに「無礼だ」と言っているが、あの国はそうなんだろう2006/05/26
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