自治体職員のための市民参加の進め方

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自治体職員のための市民参加の進め方

  • 著者名:安部浩成
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 学陽書房(2022/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 690pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313151345

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内容説明

「市民参加を取り入れようと言われたけれど、何をやったらいいかわからない」
「紛糾しそうなテーマを扱っていて市民から建設的な意見を引き出せなさそう」
「行政側の立場として、市民の中でなじめる自信がない」
などと、はじめて市民参加型の事業や活動の担当になった自治体職員の方の不安を解消する本です。

市民参加の手順とコツを一から丁寧に解説。参加手法とその特徴をおさえることができます。
さらに市民との関係構築の術など、進行に必要なスキルや心構えも掲載しており、
これから市民参加を実施する人でも安心して業務に臨めるようになる本です。

【著者からのコメント】
「市民参加型事業の担当になったけど、正直、不安・・・」。
そんな皆さん!
市民参加には、円滑に進めていくためのポイントがあります。
本書で市民参加に対する不安を払しょくしていきましょう。

目次

第1章  最初におさえるべき市民参加のきほん
1 市民参加はマストアイテム
2 民主主義国家にセットの市民参加
3 行政の限界と市場の失敗を補う
4 用語から市民参加を知ろう (1)「参加」と「協働」
5 用語から市民参加を知ろう (2)「住民」と「市民」
6 市民参加の意義は正当性の確保にある
7 全員参加は難しい!?
8 市民参加と議会との関係
9コンサルタントが入るべき案件とそうでない案件

第2章 担当者の心構えとスキル
1行政と市民との壁を取り除く
2市民参加は目的ではなく手段
3行政と市民の意図が合致するものを発見する
4 調整力は担当者必須の力
5 行政主導が濃いと紛糾につながる
6長期化に対応するためのスケジュール管理
7セルフマネジメント力で見通しを明るくする
8関係構築のために参加者の動機をおさえる
9ファシリテーション力で意見交換を促進する
10先例で疑似体験をしておく

第3章  市民参加の進行のポイント
1情報提供とプランニング
2代表者を選ぶための方法3パターン
3 地縁型組織と志縁型組織の対立を和らげる
4多数派の把握し、少数派の意見を採用する
5事務局を市民に担ってもらう
6会議のルールづくりの勘所
7モデルの提示で話合いのきっかけをつくる
8有識者の人選でつまずかないためのポイント
9オープンな組織をつくるための注意点
10全体報告会を市民参加で実施する

第4章 市民参加の手法とその特徴
1PDCAで効果的な市民参加を実現
2《PLANへの参加》 アンケート
3《PLANへの参加》 パブリックコメント
4《PLANへの参加》 ワークショップ
5《PLANへの参加》 ワークショップのオンライン開催
6《PLANへの参加》 審議会(公募委員)
7《PLANへの参加》 シンポジウム
8《CHECKへの参加》 シンポジウムのアンケート
9《DOへの参加》 ボランティア
10《CHECKへの参加》 行政評価
11《ACTIONへの参加》 反省会

第5章 市民との関係づくりのポイント
1あらかじめフィールドワークしておく
2 Think CIVILITY  あいさつとアイスブレイクで対等な関係づくり
3 対話・接遇は関係づくりの第一歩
4絶対にやってはいけない「行政の肩代わり」
5レイアウトで二項対立の構図を回避する
6早く普通の人間関係を構築する
7自らをさらけ出して共感を呼ぶ関係をつくる
8 市民と共に汗をかく
9 良好な関係を築くコミュニケーションの方法
10市民との合意形成で身につけたいスキル

第6章 市民参加がもたらす効果  
1 自治の力を使ったほうが遠回りのようで近道
2 行政のミカタを増やす
3 あなたのミカタを増やす (1)味方
4 あなたのミカタを増やす (2)見方
5 市民の生きがいづくりの場を提供する
6 次なる参加へつなげる足がかりをつくる
7 活動を継続するために次世代を育成する
8 参加を協働に昇華させる
9進化する住民自治