内容説明
爆発的な人気の『君たちはどう生きるか』の基軸には「「あたりまえのこと」を疑え」というアドバイスがあり、その呼びかけを子どもたちが素直に受け止めていることの背景には、「自分で考え、自分で判断する」ことを希求している実情がある。
学校図書館こそが、「自分で考え、判断する」権利を保障しながら子どもを育成する教育装置である。子どもたちの人権と学習権を守りながら、成長をどのようにサポートするのか、そのための重要な点を具体的に提言する。
子どもたちが自分の意志で生き方を決めて自己形成できるための学校図書館の役割を、力強く、ポイントを押さえてプレゼンテーションする。
目次
はじめに
第1章 子どもの学習権を保障する学校図書館
1 「本の中の言葉」がぼくの「味方」に
2 学校図書館と「教育を受ける権利」(憲法第二十六条)
3 学習権の保障装置としての学校図書館
4 学習権と学校図書館――「教育課程の展開に寄与する」と関わり
5 学習権と学校図書館――「児童生徒の健全な教養を育成する」と関わり
6 十八歳選挙権と学校図書館
第2章 学校図書館と子どものプライバシー――「貸出記録」を軸に
1 内心とプライバシー
2 プライバシーの権利
3 学校図書館とプライバシー――「貸出記録」との関連
4 学校図書館とプライバシー――「読書記録」との関連
第3章 学校図書館とレファレンスサービス――子どもの「知りたい」に応えたい
1 図書館資源の社会的共有――レファレンスサービスの重要性
2 「調べる」図書館像の希薄さ
3 レファレンス演習を通じて
4 レファレンスサービスの種類
5 質問内容を正確に把握する
6 レファレンス資料を整備する
7 コンピューター社会とレファレンス
8 教師へのレファレンスサービス
9 レファレンスの「相互協力」について
第4章 「学び方の学び」と学校図書館――「コペル君」、何が正しいかを自ら考え、判断する
1 「自ら考え、自ら判断する」
2 「学び方の学び」――学びの質的転換を生み出す
3 情報の検索、処理技術と結び付いた「学び方」
4 「学び方を学ぶ」指導としての利用指導――一九八〇年代から
5 「学ぶ方法を、組織的に学ぶ場」としての学校図書館
6 「学び方を学ぶ」ための体系表――一九九〇年代から
7 「学びの過程の重視」――新学習指導要領
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomite
ソーナノ
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