ハヤカワ・ミステリ<br> 災厄の馬

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ハヤカワ・ミステリ
災厄の馬

  • ISBN:9784150019778

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内容説明

イギリスにある海辺の町イルマーシュで、十六個の馬の頭が並べられているのが見つかった。グロテスクながらも美しいこの奇妙なオブジェは、これから町に起こる様々な災厄を告げるものだった……! 閉鎖された町で起こる不気味な事件を描く、戦慄のスリラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

35
序盤の馬が埋められているのを発見する所がピーク。ちゃんと犯人がいて事件が解決するだけ『塩の湿地に消えゆく前に』よりはマシだけど。こんなのをわざわざ翻訳して日本の方に紹介したいと考えた人が信じられないです。 捜査で犯人を特定するんじゃなくて、最終的に犯人から接触してくれたから解決しちゃうんだよ…。間の300ページくらいで、だ~らだら捜査してたの全く意味ないじゃん! 動物の検死は良かったんだけどなぁ。精神的に病んでる人ばかり出てくるのも、記憶違いも何でもありって感じで好きじゃないです。2022/06/13

本木英朗

24
英国の現代ミステリ作家のひとりである、グレッグ・ブキャナンのデビュー作である。11月初旬の早朝、海辺の小さな町、イルマーシュ郊外の農場で、16頭の馬の惨殺死体が発見された。地元警察の刑事アレックス・ニコルズは、獣医学の専門家、クーパー・アレンの協力を得て捜査に乗り出す。このさびれた町で起こった奇怪な事件は、やがて町じゅうをパニックへと発展し……という話である。俺はまったく分からなかったけれど、それでもいいよ。最後の最後まで読むしかないってば。またいつか読もうと思う。2022/05/04

星落秋風五丈原

24
多視点で物語が進む。途中で誌的文章が入ります。2022/04/08

本の蟲

15
ギブアップしかけたが、無理やり読み切る。寂れた農村で、切断された馬の頭部が大量に発見されるところから始まるサスペンス。訳の問題ではなく、文章が小説として最低レベル。突き放したような三人称で、登場人物の心理に全く共感できず、一人よがりの詩?散文?が随所に差しこまれ、唐突な展開も相まって筋が全く理解できない。物語に没入させる意図から真逆の、読者を遠ざけよう遠ざけようと試みている意欲作。無論褒めていない2022/06/12

紅咲文庫

11
話の流れについていくのが大変だった。ついていけたのか最後まで辿り着いても自信がない。畳みかけるような短文の連なりでちょっと酔う。2022/04/04

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