内容説明
はるか二千年を超えて読まれてきた四書(『論語』『大学』『中庸』『孟子』)から、『史記』『三国志』『後漢書』『十八史略』などの歴史書まで、中国古典の名著36冊のエッセンスを厳選してここに凝縮。リーダーという立場で肝に銘ずべき100の名言を、現代語訳して解説する。「自分を磨くための心得」「人と接するための心得」「仕事に取り組む心得」「組織を掌握する心得」の全4章。マネジメントの随所で役に立つ、人間学の原理原則を学べる一冊。
目次
第1章 自分を磨くための心得(とりわけ重要な徳は三つある;ふだん心掛けたいこと ほか)
第2章 人と接するための心得(人を責めてはならない;まず自分の姿勢を正したい ほか)
第3章 仕事に取り組む心得(「日日に新たに」で取り組みたい;つねに緊張感を持続させよ ほか)
第4章 組織を掌握する心得(将の条件は智、信、仁、勇、厳だ;まず自分の姿勢を正したい ほか)
著者等紹介
守屋洋[モリヤヒロシ]
1932年、宮城県生まれ。1960年、東京都立大学中国文学科修士課程修了。その後、現在まで中国文学者として著述、講演などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とくぽん
8
中国古典に興味があり、学校でも偶然リーダーになることがあったので、どのようにすべきか気になり、読んでみました。見開き1ページに1教訓という構成で、とても読みやすくまとまっていました。特に印象に残っているのは、忠言はこちらのことを思ってまだ見込みがあるからしてくれるという個所です。最近、怒られて凹んでしまうことがあったので、このような捉え方をしたら前向きに聞くことができるかなと思いました。2015/09/26
ゆういち
3
一テーマ2P構成。読みやすく、腹落ちもした。リーダーたるもののありようは、古代から変わらない。君主になる道は遠いと感じつつ、一つずつでも、取り入れよう。2016/04/13
Nobumasa Ando
3
現代のリーダー論に通じる中国古典名著からの英知が凝縮されている。組織のリーダーなら自らの処し方や心がけの振り返りに必ず役立つと思う。2012/03/14
ベニテングタケ
2
中国古典は現代にも通用すると、分かりやすく伝えている。2012/04/22
takehiro
2
自分に厳しく他人に寛容、これがなかなか難しい。。。2011/10/24