講談社学術文庫<br> 日本の敬語

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講談社学術文庫
日本の敬語

  • 著者名:金田一京助【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2022/03発売)
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  • ISBN:9784065275689

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内容説明

東京は京都より敬語が多い? 「ご遠慮ください」は失礼? 「お前」は敬語だった? 貴人は「する」より「なる」?

「敬語は日本語の美しさである。しかし、度をすぎるとうんざりする。」敬語はなぜ生まれたのか。尊敬と相殺される親愛の感情は、どう表現したらいいのか。原日本語、上代から奈良、平安、そして現代へ。敬語の起原と変遷をたどり、情況にふさわしい使い方を考える。一級の言語学者がじっくり向き合う、敬語の歴史と実用。(解説・滝浦真人)
底本:『日本の敬語』角川新書、1959年

【本書の内容】

第一章 序説
一 英語と日本語 
二 日本の敬語は文法的 
三 日本の敬語は相対性敬語 
四 敬語の起原と階級 
五 敬語の起原とタブー 
六 アイヌの妻女 
七 アイヌの婦人語と敬語 
八 アイヌ代名詞の構造 
九 日本代名詞の構造 
一〇 名詞の敬称 
一一 結 論 

第二章 起原:どうして日本の敬語が起ったか
一 原日本語と敬語法 
二 上代日本語の敬語法1 「ます」考 
三 上代日本語の敬語法2 「せす・けす・めす・をす・なす・こやす」考 
四 上代日本語の敬語法3 「たまふ」考 
五 上代日本語の謙称動詞1 「たぶ・たばる・まつる」考 
六 上代日本語の謙称動詞2 「まをす(申)」考 

第三章 変遷:奈良から平安への敬語のずれ
一 上代敬語と古代敬語の対比 
二 平安時代の敬語助動詞の起原 
三 奈良・平安の相違 
四 万葉語における「頂戴す」について 
五 「見めす」の忘却
六 「せす」のまちがい 
七 御立為之の誤訓 
八 物語文学と敬語
九 後代の敬語 

第四章 現代の敬語:どうあり、どうなるべきものか
一 序 論 
二 名詞・代名詞 
三 動詞 
四 地方別 
五 現代敬語の無軌道さについて 

第五章 結論
一 敬語のとどかない名歌 
二 歌から見た敬語の本質 
三 結びの言葉 

付録 これからの敬語

解説 滝浦真人

目次

第一章 序説
一 英語と日本語
二 日本の敬語は文法的
三 日本の敬語は相対性敬語
四 敬語の起原と階級
五 敬語の起原とタブー
六 アイヌの妻女
七 アイヌの婦人語と敬語
八 アイヌ代名詞の構造
九 日本代名詞の構造
一〇 名詞の敬称
一一 結 論
第二章 起原:どうして日本の敬語が起ったか
一 原日本語と敬語法
二 上代日本語の敬語法1 「ます」考
三 上代日本語の敬語法2 「せす・けす・めす・をす・なす・こやす」考
四 上代日本語の敬語法3 「たまふ」考
五 上代日本語の謙称動詞1 「たぶ・たばる・まつる」考
六 上代日本語の謙称動詞2 「まをす(申)」考
第三章 変遷:奈良から平安への敬語のずれ
一 上代敬語と古代敬語の対比
二 平安時代の敬語助動詞の起原
三 奈良・平安の相違
四 万葉語における「頂戴す」について
五 「見めす」の忘却
六 「せす」のまちがい
七 御立為之の誤訓
八 物語文学と敬語
九 後代の敬語
第四章 現代の敬語:どうあり、どうなるべきものか
一 序 論
二 名詞・代名詞
三 動詞
四 地方別
五 現代敬語の無軌道さについて
第五章 結論
一 敬語のとどかない名歌
二 歌から見た敬語の本質
三 結びの言葉
付録 これからの敬語
解説 滝浦真人

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itoyo

0
原本は1959年に発行されたもの。敬語の生い立ちは古典の知識が必要であり難しかったが、第四章のどうあり、どうすべきものかは現代にも通じるもので勉強になった。2022/05/01

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