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内容説明
桂浜水族館にはアカメの水槽がある。そこには、エサとして生きたグレ(メジナ)が入れられる。ある時、1匹のグレがアカメ水槽に入れられたものの、食べられることなくしばらく過ごした。なぜぼくは食べられないのだろう? 実際に起きた出来事をベースに水族館スタッフが描く「命」と「食」の物語。珍しいアカメの群泳が見られる桂浜水族館ならではの物語。館内でしか読めない、ファンの間で伝説の絵本となっていた作品を書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マッちゃま
13
旅行先(桂浜水族館)にて購入。魚食性の強いアカメの水槽に、生きたままアカメの餌として入れられたグレの若魚グレ坊。「ぼくはたべられてしまうの?」親子で"生きることと食べること"を語り合う…をテーマにした本当に水族館でおきた事を絵本した作品。絵本ゆえに多くの文字で埋め尽くされている訳もなく、故に短く分かりやすい言葉とイラストで紡がれたストーリーの奥をいっぱい考えてみる。歳だけ重ねた自分は下手に知識があるだけに正解じゃなくとも様々な考えが浮かぶけど、それを子供と一緒に考えるなら僕の言葉やか要らないと思いました。2025/05/28
佳月
3
桂浜水族館のスタッフひなさん作。水族館に置かれている冊子に人気が出たことでの書籍化。(待ってた!光文社様ありがとうございます!)アカメの特徴をよく捉えていて、怖い魚(実物はもっと怖い)と可愛らしいグレ坊との物語が、じんわり沁みて、泣きそうになった。実際にあった出来事とは言え、魚に感情移入しないと作れない物語なので、ひなさんは繊細な人なんだろうなぁと思った。そして、絵がとても可愛い!癒されます。2022/05/16
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