最後の講義 完全版 上野千鶴子 これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい

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最後の講義 完全版 上野千鶴子 これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい

  • ISBN:9784074494095

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内容説明

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NHK人気番組「最後の講義 上野千鶴子」を未放映シーンも入れた完全版として書籍化。すべての女性に勇気を与える1冊です。

「あなたは人生最後の日に何を語りますか」
という問いに答えて各界の著名人が1度きりの特別講義をしてくれるNHKの人気番組「最後の講義」。
本書は社会学者の上野千鶴子さんのテレビでは放送されなかった未放映部分を含む完全版をお届けします。
上野さんの研究、実は「主婦」から始まりました。
家事が不払い労働であること、家事、育児、介護、看護がすべて一人の女性の負担になっていること。
お嫁さんがやっていた介護が仕事になっていったことなど、
ずっと女性の幸せのために研究してこられた上野さんの女性学・ジェンダー学の問題点も歴史もわかります。
時代の先頭を走り続け、私たちの生きやすい社会を作ってくれた先輩からのエールに胸が熱くなること間違いありません!


上野 千鶴子(ウエノチヅコ):1948年生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人WAN理事長。京都大学第gクイン社医学博士過程修了。日本における女性学・ジェンダー研究・介護研究のパイオニアとして活躍。著書に『セクシィーギャルの大研究ー女の読み方・読まれ方・読ませ方』、『スカートの下の劇場ーひとはなぜパンティにこだわるのか』、『女の子はどう生きるか 教えて! 上野先生』、『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』、『おひとりさまの老後』、『男おひとりさま道』『おひとりさまの最期』『在宅ひとり死のススメ』など著書多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

66
【フェミニズムとは、弱者が弱者のままで尊重される社会を求める思想】NHK番組「最後の講義」に未放映部分を加え、再編集した完全版。家事、育児、介護などすべてが、一人の女性の負担になっていることなど、女性学・ジェンダー学の問題点や歴史を知り、著者の魅力が再発見できる書。最終章は「上野ゼミ・10人の受講生と語る」。副題が「安心して弱者になれる社会をつくりたい」とあるように、活字が大きく行間隔も広い、視覚弱者の高齢者に優しい仕様。そうした作りが、“活字離れ”をしている若者にとっても読みやすい仕組みに。強力推薦!⇒2023/04/05

たまきら

56
この人の説明能力の高さには本当に脱帽です。ご本人が「オジサン語と女ことばのバイリンギャル」だ、と言ってるのですが、これは世界中の社会に出た経験のある女性が全員うなずく部分ではないでしょうか。最後の写真にある言葉、私も大いに賛同します。2023/05/16

壱萬参仟縁

51
当事者主権、ケアの社会学、いろいろと上野先生には教わることが多いと思います。高校生にも社会保障の授業では回覧致しました。大きな活字です。私はTVでも拝聴しました。学生も年齢差があったと思います。大学生も、教える人の多様性で学び合い・育ち合うのでしょう。2022/10/29

ムーミン

49
「弱者が安心して生きられる社会」その通りだと思いました。その弱者については、自分としてもっともっと深く考えてみたいと思いました。女性、男性という整理の仕方については、これからの社会を考えていく上では、難しいというか不十分に感じています。2024/07/27

りー

31
コロナ禍の中で行われた講義の講義録。専門的な言葉を使わず、一番伝わりやすい方法を選んでお話しされている。読みながら、この30年の変化を思った。自分が初めて就職したのはゼネコンの「一般職」で、美味しいお茶の入れ方や、お使いものにする和菓子の買い方などを最初に習った。自分の役割が良く分からず3年で辞めたけれど、そこから随分と変わってきたものだ。まだまだ足りないけれど。女性学はあるけれど男性学は無い、男性自身が必要としなかったからだ、という指摘。それだけ男性であることは女性であることよりまだまだ楽なのだと思う。2023/08/01

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