内容説明
うつ病を患い、長い闘病生活のなかで再発を繰り返している患者たちの多くは、
誤った情報を信じ続け重症化させている人が大半です。
言葉では言い尽くせないほどの苦痛から解放されるためには、
まず正しい知識を身につけ、情報に振り回されず自分を信じて判断する力を養うことが必要なのです。
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現在、15人に1人がうつ病を発症すると言われており、うつ病は誰でもかかり得る身近な病気となっています。
問題は、インターネット上に溢れる情報に振り回されて右往左往しているうちに病状の悪化や長期化につながるケースが後を絶たないことです。
「うつ病は入院するほどの病気ではない」「カウンセリングを受ければうつ病は治る」
「薬に頼らずに治療したほうが体への負担が少なくて良い」など、
誤った情報を信じ続け重症化させてしまっている人が大半なのです。
一人ひとりの顔や性格が違うように、10人の患者さんがいればそれぞれの患者さんに合った10通りの治療法があります。
本書では、幾多のうつ病情報の何が間違いなのかを明らかにするとともに、
治療法は一つではなく、個々のケースによってさまざまなアプローチがあることを解説していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつき
4
うつ病の回復には「十分な休養」「薬物療法」「心理療法」の3つを組み合わせて、自尊心や自分らしさを取り戻すことが必要。抗うつ薬より抗不安薬の方が懸念点が多い。抗うつ薬はセロトニンやドーパミンなどの脳内のモノアミンの調整システムに間接的に作用する。これに対して抗不安薬は、中枢神経系を抑制するGABAという神経伝達物質に直接的に作用する。すなわち、抗うつ薬は気分の調整システムを自然に整えるのに対し、抗不安薬は神経システムに強引に割り込んで神経機能を一時的に麻痺させることで、不安を感じにくくさせる薬なのである。2024/01/10
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