世界史の発明

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世界史の発明

  • ISBN:9784309228327

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内容説明

世界史には未来を生きるためのヒントが詰まっている!ビッグバンからAI社会まで、常に巨大な一つのネットワークの中で、互いに結びついていた人類の歴史を、圧倒的スケールで描く!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jackbdc

12
イスラム出身の著者が歴史観は一様ではないと説く。本は分厚く冗長に感じられる部分は読み飛ばした。印象に残ったのはナラティブの多面性を説く部分。事実が複数存在すること、どのような物語として認識するかにより解釈が異なること、解釈が異なる人同士が分かり合う事は難しいと著者は力説する。しかも近年社会的分断が複雑化し移り変わりも早くなっているという。著者は達観しているのか、特段の対抗手段を記載する素振りもない。そんな著者のサービス精神の無さにがっかりする自分自身の感情変化が妙に安っぽいなあと気恥ずかしく思った。2022/03/28

あんぽんたん

8
人類の裏に流れる「物語」を軸に世界の歴史を綴る。その「物語」は時系列を縦に、各世界を横に繋ぐ壮大なものである。時代が進むと「物語」の新解釈や時代遅れの概念の棄却が試みられるが、根幹は揺るがない。そうして脈々と受け継がれた「物語」が今の全世界を形作っている。内容は『サピエンス全史』に似るが、それに匹敵する大作。出会えてよかった一冊。具体性を排除して軽快に綴られた『サピエンス全史』。一方、こちらは歴史を参照しながら著者の主張を解釈するが、当時の時代背景が逐次空想され神の視点からシーンを眺めるが如くであった2022/02/09

山のトンネル

4
人類の歩みを俯瞰できる本2022/01/27

ふら〜

2
世界史の通史を人類が発明した数々の道具や概念、そしてマスターナラティブ(大きな物語とも違うが、その通底する考え方とでもいうか)をキーに解説。違った視点で歴史を見るのも面白い。2021/12/06

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