二見ホラー×ミステリ文庫<br> 前夜祭

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二見ホラー×ミステリ文庫
前夜祭

  • 著者名:針谷卓史
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2022/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576212050

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内容説明

真夜中の校舎ではじまる殺人の狂宴

学園祭前夜、一人の教諭が異常な姿で惨殺された。
職員室に閉じ籠る残る教員たちを襲うモノの正体とは――

学校祭前日。深夜にもかかろうという時間まで緋摺木高校の教員たちは残業していた。休憩時、いなくなった教諭が異常な状態で惨殺されていた。その死体は、学校裏の神社で殺され続けていた小動物の死体を連想させるようだった。殺人者がまだ校内にいるのではないかと恐慌につつまれ、職員室に立て籠もる教師たち。――そんな中、職員室の空調が冷気を出しはじめる。

遠田志帆・装画

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

65
殺人鬼によって学校へと閉じ込められた教職員、頻発する猫殺し。二つの事件が交互に語られる事で隠されていた事実が発覚していく。という構成なのだが本書に関してはこの構成がむしろ邪魔になってる気がする。殺人鬼に追われる緊迫感が増してきた所で日常に回帰するから、その度に興を削がれる気がするのである。犯人もミステリ読みなれてたら早めに見当つくし。ただ事件の後半と最後は三津田信三チックで好きかな。ああいうあやふやな状態じゃなくて一方に偏った状態だけど。面白いんだけどミステリとホラー、どちらかに徹した方が良かったかも。2022/01/24

yukaring

45
夏の夜にピッタリのスプラッタホラー😱学園祭の前夜、学校に残っていた教員が次々に残虐に殺されていく。犯人を"とある生徒"ではないかと疑う教員達。近頃、学校裏の神社で小動物の残虐な死体が発見され生徒や教師間で"とある生徒"に疑惑が集中している折の事件。果たして真相は・・。謎が謎を呼ぶが肝心の部分がぼやかしてあり、スッキリ解決を提示してくれないためモヤモヤ感が大きい。真相は本当に予想通りでいいのか?そしてこれからどうなるのか?と消化不良のラスト💦そして茂手木とモイギってトリックっぽいと疑っちゃいましたよ😅2022/08/07

のりすけ

23
面白いテーマを選んでるのに、なぜこんな「書いた原稿、推敲も校正もせずに、そのまま本にしたんですか?」な出来上がりになってしまったのか、その謎を知りたい。意欲は買うけど、詰め込んだまま整理できていない感。もったいないな~。2024/05/06

さといも

18
前半はスリリング、後半はジワジワと趣の違った怖さで面白かった。ちょっと呟いた事がその通りにって、怖い事だね。2022/01/03

ヤギ郎

16
ミステリーとホラーを掛け合わせた文庫レーベルより出版される。学校祭の前夜、深夜まで準備にかかっている教員たちが次々と異常な死をむかえる。学校の中に殺人鬼がいる! 死体の状況が学校裏の神社で発見されるバラバラにされた小動物の死体を連想する。学校という社会的に隔離された空間において、教員も生徒もそれぞれ異常な歪みを持っている。次々と教員が殺されるホラーな雰囲気から後半は殺人犯を特定するミステリーへと変わる。そして、なるほどと思う解決編。最後までキャラクターの名前が頭に入ってこなかったのは僕の読解不足だろう。2022/01/16

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