創文社オンデマンド叢書<br> 宋詞研究(南宋篇)(東洋学叢書)

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創文社オンデマンド叢書
宋詞研究(南宋篇)(東洋学叢書)

  • 著者名:村上哲見【著】
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  • 講談社(2022/02発売)
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内容説明

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【内容紹介・目次・著者略歴】
宋詞は中国文学史において韻文文学として重要な地位を占めるが、わが国では唐詩と比べこれまで関心が薄かった。本書は前著『宋詞研究 唐五代北宋篇』に続き、南宋の詞を総合的に考究する。北宋より南宋への詞の変遷を概述し、かつ南宋詞に二つの流れ、すなわち現実派・士大夫の詞と典雅派・文人の詞があり、それぞれが北宋に淵源を持つことを指摘。その上で代表的な四人の詞人を取り上げ、それぞれの出身経歴、詞の特色、後世の評価、詞集の伝来などを考察する。前著と併せ宋詞の全貌を解明する、本邦初の学術的論著。恩賜賞・日本学士院賞受賞。

【目次より】
第一章 綜論
第一節 北宋詞と南宋詞
第二節 現実派、士大夫の詞
第三節 典雅派、文人の詞
第二章 辛稼軒詞論
第一節 官歴について
第二節 稼軒詞の諸相
一 稼軒の交遊とその詞
二 閑居の詞
三 農村詞
四 晩年の感懐
第三節 歴代諸選本における稼軒詞
第三章 姜白石詞論
第一節 「営行」と「別派」
第二節 その生涯と著述
第三節 周邦彦・呉文英と白石
第四節 周済『宋四家詞選』における白石詞
第五節 宋代の詞選における白石詞
第四章 呉夢窗詞論
第一節 出身と経歴
第二節 詞集の諸本
第三節 交遊と作詞
第四節 自度曲について
第五節 周邦彦と夢窗
第五章 周草窗詞論
第一節 家系と経歴およひ詞集
第二節 早期の詞 『蘋洲漁笛譜』
第三節 晩年の詞
附論
附論一 楊柳枝詞考
一) はじめに
二) 白居易と「楊柳枝」
三) 盛唐教坊の「楊柳枝」
四) 栄府「折楊柳」と「楊柳枝」
五) 中唐以後の「楊柳枝」
附論二 陶枕詞考 『全宋詞』補遺
一) はじめに 雅詞と俗詞
二) 白鶴美術館所蔵の陶枕
三) 陶枕詞の繹文
四) 詞牌「七娘子」について
五) 詞からみた陶枕の製作時期
六) もうひとつの陶枕
附論三 文人之最 万紅友事略
一) はじめに 文人とは
二) 万紅友略伝
三)『詞律』挙例その一 「三台」
四)『詞律』挙例その二 「醜奴児近」
五)『〓磯砕錦』について
六)『詞律』と『欽定詞譜』
附録
一の一 日本傅存《漱玉詞》二種
一の二 闊於《汲古閣未刻詞》知聖道斎本的討論(王水照・村上哲見)
二 日本収蔵詞籍善本解題叢編類
三 繹詞二題
あとがき
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村上 哲見
1930年生まれ。中国文学者。東北大学名誉教授。専門は唐代から宋代の詩人研究。
京都大学文学部中国文学科卒業。
著書、訳書に、『三体詩 中国古典選』(全4巻)『宋詞の世界 中国近世の抒情歌曲』『宋詞研究 唐五代北宋篇』『科挙の話』『陸游-円熟詩人 中国の詩人12』『中国の名句・名言』『漢詩の名句・名吟』『中国文人論』『漢詩と日本人』『唐詩』『宋詞研究 南宋篇』『中国文学と日本 十二講』などがある。

目次

第一章 綜論
第一節 北宋詞と南宋詞
第二節 現実派、士大夫の詞
第三節 典雅派、文人の詞
第二章 辛稼軒詞論
第一節 官歴について
第二節 稼軒詞の諸相
一 稼軒の交遊とその詞
二 閑居の詞
三 農村詞
四 晩年の感懐
第三節 歴代諸選本における稼軒詞
第三章 姜白石詞論
第一節 「営行」と「別派」
第二節 その生涯と著述
第三節 周邦彦・呉文英と白石
第四節 周済『宋四家詞選』における白石詞
第五節 宋代の詞選における白石詞
第四章 呉夢窗詞論
第一節 出身と経歴
第二節 詞集の諸本
第三節 交遊と作詞
第四節 自度曲について
第五節 周邦彦と夢窗
第五章 周草窗詞論
第一節 家系と経歴およひ詞集
第二節 早期の詞 『蘋洲漁笛譜』
第三節 晩年の詞
附論
附論一 楊柳枝詞考
一) はじめに
二) 白居易と「楊柳枝」
三) 盛唐教坊の「楊柳枝」
四) 栄府「折楊柳」と「楊柳枝」
五) 中唐以後の「楊柳枝」
附論二 陶枕詞考 『全宋詞』補遺
一) はじめに 雅詞と俗詞
二) 白鶴美術館所蔵の陶枕
三) 陶枕詞の繹文
四) 詞牌「七娘子」について
五) 詞からみた陶枕の製作時期
六) もうひとつの陶枕
附論三 文人之最 万紅友事略
一) はじめに 文人とは
二) 万紅友略伝
三)『詞律』挙例その一 「三台」
四)『詞律』挙例その二 「醜奴児近」
五)『〓磯砕錦』について
六)『詞律』と『欽定詞譜』
附録
一の一 日本傅存《漱玉詞》二種
一の二 闊於《汲古閣未刻詞》知聖道斎本的討論(王水照・村上哲見)
二 日本収蔵詞籍善本解題叢編類
三 繹詞二題
あとがき