内容説明
学びに凸凹のある子が本来の力を発揮できるよう支える教育現場から100の生の声を取材。小学校から大学までの学校生活や進学における「合理的配慮」の実際、ICTを中心とした有効な支援・指導ノウハウやツールなどを実体験とともに具体的に紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
1
一人1台端末を利用して指導・支援を進めている。そこで大切にしたいことや気をつけないといけないことを確認するため再読。一人1台端末は、あくまでもツールの一つである。それを手渡すだけでは意味がない。もちろん、無いよりはある方がましだとは思うが。手渡すだけでなく、それを子ども自身がどのように使いこなせるようにしていくか、というところが教師の出番ではないだろうか。だから、ただ手渡すだけでなく、そこからが教師の腕の見せ所なのだろう。そんなことを確認するきっかけとなった。2021/11/28
みみこ
0
まず支援者が使ってみて、感覚をつかんだ後に渡さないと、結局無用の長物になってしまう。そして、支援者自身が自分の特性を理解した上で使わせたい子どもの向き不向きを感じないと、うまくマッチングさせられない。2022/06/26
U-Tchallenge
0
GIGAスクール構想により、一人1台端末が整備された。それを活用することで、学びに凸凹のある子はより学びやすくなるのではないか、と期待される。そのようなことについて、専門家、実践者や当事者の声を聞くことができる一冊となっている。読んで改めて考えたことは、その人一人ひとりの実態から考えるということ。端末を利用することが目的になってしまっては、端末を利用することのよさが半減してしまう。だからこそ、一人ひとりの実態から考え始めるということだ。このことは常に頭の中に入れておきたいことである。2021/10/08