創文社オンデマンド叢書<br> フッサール間主観性の現象学

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創文社オンデマンド叢書
フッサール間主観性の現象学

  • 著者名:浜渦辰二【著】
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  • 講談社(2022/02発売)
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内容説明

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【内容紹介・目次・著者略歴】
「地平」構造と、現象学の他者論とを「地平としての他者」として収斂させ、フッサール現象学の新しい全体像を提起する問題作。

【目次より】
凡例
略語表
序章
第一部 地平の現象学
第一章 言語における志向性
一 相関関係 二 表現が告知するもの・意味するもの・指示するもの 三 意味作用の多様性と意味の同一性 四 「内と外」という形而上学の迷路
第二章 知覚における志向性
一 言語から知覚ヘ 二 感覚と知覚 三 意味を通じて対象に関わる 四 知覚の世界
第三章 経験と言語
一 経験主義の正当な動機 二 経験主義批判 三 言語に先立つもの 四 前述定的経験と地平志向性
第四章 「心身」問題
一 「心なき意識」 二 知覚と物理学的思惟 三 私の身体 四 人格と超越論的主観性
第五章 身体とパースペクティヴ的空間
一 超越論哲学の改造 二 直観の空間と幾何学の空間 三 関係の形式としての空間 四 パースペクティヴ的空間
第六章 生世界と超越論的主観性
一 生世界と基礎づけの理念 二 生世界と志向性 三 生世界の二義性 四 生世界の存在論と超越論的現象学
第二部 他者の現象学
第七章 他者経験の構造と発生
一 他者によって媒介された自己経験 二 原初的世界経験 三 他者経験の構造 四 他者経験の発生
第八章 他者と時間・空間
A 他者と空間
一 客観性の逆説から主観性の逆説へ 二 他者によって媒介された空間 三 空間によって媒介された他者
B 他者と時間
一 時間論における現前と非現前の構造 二 時間と空間のアナロジー 三 他者と時間のアナロジー
第九章 他者と言語
A 言語の問題に他者がいかに関与しているか?
一 孤独な心的生と伝達的会話 二 偶因的な表現の意味 三 発生の三つの段階
B 他者の問題に言語がいかに関与しているか?
一 意味の伝達と体験の告知 二 感情移入と表現の理解 三 伝達の現象学
第十章 他者と異文化
一 「驚き」と現象学的還元 二 超越論的な次元に先立つ現象学的分析 三 超越論的な次元における他者と異文化 四 異他なるものの経験の可能性
第十一章 他者と理性
一 相対主義かヨーロッパ中心主義か? 二 理性の分散か合理主義か? 三 「エピステーメーからドクサヘ」か「ドクサからエピステーメーヘ」か? 四 相対性の復権と相対主義の陥穽
終章 「超越論的他者」とは何だったのか?
一 他者問題が立てられるトポス 二 自他の等根源性 三 他者の他者性 四 開けとしての超越論的他者
あとがき
参考文献

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浜渦 辰二
1952年生まれ。哲学者。上智大学特任教授。静岡大学人文社会科学部卒業、九州大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程単位修得退学。文学博士(九州大学)。
著書に、『ケアの臨床哲学への道 生老病死とともに生きる』 『可能性としてのフッサール現象学 他者とともに生きるために』 『北欧ケアの思想的基盤を掘り起こす』(編著者)
『喪失とともに生きる』(共著) 『臨床哲学とは何か 臨床哲学の諸相』(共著)『いま、北欧ケアを考える』(編著者)『ケアの臨床哲学 シンポジウムの記録』(編著者)など、
訳書に、エトムント・フッサール 『間主観性の現象学 その方法』(共監訳)エトムント・フッサール『間主観性の現象学II その展開』(共監訳)などがある。

目次

凡例
略語表
目次
序章
第一部 地平の現象学
第一章 言語における志向性
一 相関関係
二 表現が告知するもの・意味するもの・指示するもの
三 意味作用の多様性と意味の同一性
四 「内と外」という形而上学の迷路
第二章 知覚における志向性
一 言語から知覚ヘ
二 感覚と知覚
三 意味を通じて対象に関わる
四 知覚の世界
第三章 経験と言語
一 経験主義の正当な動機
二 経験主義批判
三 言語に先立つもの
四 前述定的経験と地平志向性
第四章 「心身」問題
一 「心なき意識」
二 知覚と物理学的思惟
三 私の身体
四 人格と超越論的主観性
第五章 身体とパースペクティヴ的空間
一 超越論哲学の改造
二 直観の空間と幾何学の空間
三 関係の形式としての空間
四 パースペクティヴ的空間
第六章 生世界と超越論的主観性
一 生世界と基礎づけの理念
二 生世界と志向性
三 生世界の二義性
四 生世界の存在論と超越論的現象学
第二部 他者の現象学
第七章 他者経験の構造と発生
一 他者によって媒介された自己経験
二 原初的世界経験
三 他者経験の構造
四 他者経験の発生
第八章 他者と時間・空間
A 他者と空間
一 客観性の逆説から主観性の逆説へ
二 他者によって媒介された空間
三 空間によって媒介された他者
B 他者と時間
一 時間論における現前と非現前の構造
二 時間と空間のアナロジー
三 他者と時間のアナロジー
第九章 他者と言語
A 言語の問題に他者がいかに関与しているか?
一 孤独な心的生と伝達的会話
二 偶因的な表現の意味
三 発生の三つの段階
B 他者の問題に言語がいかに関与しているか?
一 意味の伝達と体験の告知
二 感情移入と表現の理解
三 伝達の現象学
第十章 他者と異文化
一 「驚き」と現象学的還元
二 超越論的な次元に先立つ現象学的分析
三 超越論的な次元における他者と異文化
四 異他なるものの経験の可能性
第十一章 他者と理性
一 相対主義かヨーロッパ中心主義か?
二 理性の分散か合理主義か?
三 「エピステーメーからドクサヘ」か「ドクサからエピステーメーヘ」か?
四 相対性の復権と相対主義の陥穽
終章 「超越論的他者」とは何だったのか?
一 他者問題が立てられるトポス
二 自他の等根源性
三 他者の他者性
四 開けとしての超越論的他者
あとがき
参考文献