創文社オンデマンド叢書<br> キルケゴール 主体性の真理

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創文社オンデマンド叢書
キルケゴール 主体性の真理

  • 著者名:浜田恂子【著】
  • 価格 ¥7,590(本体¥6,900)
  • 特価 ¥3,795(本体¥3,450)
  • 講談社(2022/02発売)
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内容説明

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【内容紹介・目次・著者略歴】
本書は、生きている自分自身の内実を取り戻す手がかりを、キルケゴールによる主体性の真理の追究に求める問題作である。

【目次より】
緒言 キルケゴールが追求したことを跡づけるために
第一部 問い 自己自身を明らかにするために
第一章 発端の問い 『ヨハンネス・クリマクス』草稿
第二章 反復の可能性
第三章 真理の問い 『哲学的断片』の場合
第四章 ヤスパースのキルケゴール理解
第五章 ヨハンネス・クリマクスの総決算
一 『哲学的断片に対する完結的非学問的あとがき』へ
二 主体になること
三 実存すること
四 問いの行方
第二部 救い 真理存在になるために
第一章 キリスト教の場合への移行 ヨハンネス・クリマクスからアンチ‐クリマクスへ
第二章 罪の不安 『不安の概念』
第三章 罪の現実
第四章 罪の赦し 問いの答え
一 招き イエスの悲劇
二 真理に対する躓き
三 真理とは?
結語 キルケゴールが行き着いたところを受け止めて

あとがき

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浜田 恂子
1932年生まれ。倫理学者、哲学者。関東学院大学名誉教授。
東京大学文学部独文学科・倫理学科卒業。同大学院博士課程単位取得満期退学。文学博士。
著書に、『倫理学入門 倫理学についての対話』『キルケゴール 主体性の真理』『歌舞伎随想』『生きる環境の模索 苦悩する知』『死生論』『近・現代日本哲学思想史』『二つの『忠臣蔵』 続歌舞伎随想』『入門 近代日本思想史』『歌舞伎勝手三昧』などがある。

目次

緒言 キルケゴールが追求したことを跡づけるために
1 生きる意味の問い 2 自分にとっての真理 3 キルケゴールの前半生 4 キルケゴールの著作 5 人間の精神的生成 6 本書について 凡例にかえて
第一部 問い 自己自身を明らかにするために
第一章 発端の問い 『ヨハンネス・クリマクス』草稿
1 自己自身の存在に対する懐疑 2 懐疑と発端 3 哲学する自己 4 ヨハンネスの挫折
第二章 反復の可能性
1 反復か、取り戻しか? 2 自己の取り戻しという反復 3 自己の非存在の意識としての悔い
第三章 真理の問い 『哲学的断片』の場合
1 ヨハンネス・クリマクスの再登場 2 ヨハンネス・クリマクス自身の出発点 3 『哲学的断片』に対する注解としての『不安の概念』 4 罪を前提にする倫理学 自分探し 5 神という教師 6 ソクラテスの場合との相違
第四章 ヤスパースのキルケゴール理解
1 三つの「キルケゴール」小論 2 真理の道 3 普遍者と単独者 4 ヤスパースとキルケゴールの相違 真理への道
第五章 ヨハンネス・クリマクスの総決算
一 『哲学的断片に対する完結的非学問的あとがき』へ
1 この書物の構成 2 キリスト教の客観的な問題 3 主体的関わりへの移行 レッシングの場合
二 主体になること
1 自己の作り直し 2  無限性の情熱としての信仰 3 非真理の主体
三 実存すること
1 現実性 自分の実存に対する関心 2 実存する精神 3 実存の矛盾
四 問いの行方
1 『哲学的断片』の問い 2 絶対的逆説としての不条理 3 苦悩の現実性 4 関係の表現としての負い目 5 弁証法的なもの
第二部 救い 真理存在になるために
第一章 キリスト教の場合への移行 ヨハンネス・クリマクスからアンチ‐クリマクスへ
1 精神の愛 2 「建徳する」ということ 3 クリマクスとアンチ‐クリマクス 4 完結しなかった『完結的非学問的あとがき』
第二章 罪の不安 『不安の概念』
1 存在自体の罪としての原罪 2 人間の規定 3 飛躍の動機としての不安 4 永遠と時間の接触としての瞬間 5 現実性への移行
第三章 罪の現実
1 死に対する超越 2 懐疑と絶望 3 絶望の諸相 4 絶望すなわち罪 5 罪の規定
第四章 罪の赦し 問いの答え
一 招き イエスの悲劇
1 招く人 2 停止 3 価値転換 現世的価値の否定 4 超越的絶対との同時性
二 真理に対する躓き
1 理性の躓き 2 既存の秩序との対決に対する躓き 3 神人に対する躓き 4 神人という規定
三 真理とは?
1 アンチ‐クリマクスとキルケゴール 2 引きよせるもの 真理 3 真理の選択 4 試練としての地上における生 5 真理の意味 6 主体的行為としての真理との同時存在
結語 キルケゴールが行き着いたところを受け止めて
1 戦う教会 2 生の使命 3 生きる立脚点の模索

あとがき

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