内容説明
2時間で読める西欧哲学入門。
よほどの覚悟がないと書けない本だ。
――内田樹氏推薦!
フランスの人気哲学者が、
プラトンからサルトルまでの西欧哲学者10人を
コンパクトかつ通史的に紹介したベストセラー教科書。
ギリシャ時代から近代までの哲学の流れが、面白いように理解できる。
欧米のエリートにとって、哲学は不可欠な教養だ。
フランスの高校では哲学が必修、
バカロレア(大学入学資格試験)では文系理系を問わず哲学の筆記試験が課される。
教養としての哲学を、フランスの教科書を読んで身に着けよう!
【目次】
まえがき
1 プラトン
2 アリストテレス
3 デカルト
4 スピノザ
5 カント
6 ヘーゲル
7 キルケゴール
8 ニーチェ
9 フロイト
10 サルトル
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
100
バカロレア試験に出る10人。 まあ、定番の。 最近のとんがった人は出ないんだな。2025/06/30
100
52
入試科目に哲学があるフランスの哲学者ガイド。デカルト、スピノザ、カントあたりは難解な問答、終盤のニーチェ、フロイト、サルトルあたりは熱量のある行動哲学。それぞれを読み込む前に一読すると理解が早まりそう。2024/11/19
樋口佳之
52
最初はなぜこの一○人なのだろうかと思った。(訳者あとがき)/読み終えてなぜこの10人なのかと思った。バカロレアの哲学試験は良いものだと思っていたけども、その哲学はヨーロッパ世界を出ないのかな。そうであるなら非ヨーロッパ世界の者にはハンデにもなるし。和東洋西洋それなりに触れる(だけなのが難点としても)日本の高校とはずいぶん違うのでは。2023/11/19
ケイティ
32
期待以上に読みやすく面白かった。最近哲学に興味があるけど、そもそも代表的な哲学者のことを知らないので入門書として。彼らがどういう倫理で、世界や物事を捉えているか、それにより人々や社会はどうあるべきかが、簡潔ながらも全体的に総括されている。特に興味深かったのが「プラトンからのアドバイス」のように、考えすぎる、優柔不断など自分の悩み解決のヒントに、彼らの哲学を用いて解決のヒントを提示していること。等身大感覚での理解が深まる。が、誰を読んでも「なるほど、そうだよね」と丸め込まれるチョロい自分が我ながら情けない。2022/07/14
Roko
31
日本人が考えている勉強というのは、どうも理屈や過去の事象を覚えることに終始しているように思えてしょうがないのです。本当に大事なのは自分の頭で考えること、想像することであるはずです。「大学で勉強をしたいなら、哲学を学ぶことが必要である」というフランス人の考え方は理にかなっています。議論するには哲学が必須であるという思想を日本が取り入れてこなかったのは、為政者にとって便利だからという理由だとしたら、それは恐ろしいことだと思うのです。2023/09/28
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