集英社インターナショナル<br> ニュージーランド アーダーン首相 世界を動かす共感力(集英社インターナショナル)

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集英社インターナショナル
ニュージーランド アーダーン首相 世界を動かす共感力(集英社インターナショナル)

  • ISBN:9784797674033

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内容説明

迅速な判断と、丁寧な発信の結果、2020年、ゼロ・コロナを実現したニュージーランドの首相、ジャシンダ・アーダーン。そのコミュニケーション力、国民に寄り添う共感力は世界中で絶賛された。2017年37歳で首相就任。世界で産休をとった初の首相で、当時は事実婚。常にリーダーになりたくないと言っていた彼女が首相になったのはなぜか。生い立ちから政治家としての歩み、出産やワーキングマザーとしての働き方、モスク銃撃事件での犠牲者への手厚い補償、そして、2020年のコロナ対策と選挙での圧勝を描く。フェミニズムの観点からも興味深い、感動の評伝!

目次

プロローグ 二〇一七年十月十九日
1 ムルパラからモリンズヴィルへ
2 モルモン教との別れ
3 見習い政治家
4 ライバル
5 上昇気流
6 記者会見
7 七十二時間以内に
8 選挙戦
9 投票日の夜
10 外交
11 ワーキングマザー
12 ヘレンとジャシンダ
13 クライストチャーチ、二〇一九年三月十五日
14 いいときと悪いとき
15 新しいタイプのリーダー
エピローグ 二〇二〇年
スピーチ
出典
謝辞
解説 伊藤詩織

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ろべると

8
アーダーン首相とニュージーランド国民の関係ほど、好ましく感じられるものはない。若い女性で、在任中に出産するなど注目を集めていることもあるが、何より国民に寄り添う姿勢が素晴らしい。それは高校の時から、自分は嫌いなホットパンツでの登校をクラスメイトたちのために学校に認めさせたことからも伺える。首相として国の将来を見据えた行動力を発揮しつつ、あくまで国民一人ひとりと同じ目線に立っている。本書はルポタージュであり彼女の内面に踏み込めてはいないが、その魅力は伝わる。日本もニュージーランドに学ぶことは多いはずである。2022/02/13

kenitirokikuti

7
図書館にて。書架にあるのは覚えていたが、借りる前にアーダーン首相が辞任してしまった。読後にWikipediaを見たら、彼女の経歴が書いてあった。英連邦の労働党。大学の飲酒運転防止学生連合(SADD)とか、国際社会主義青年同盟(IUSY)の委員長とか。敬虔なモルモン教の家系だったが、ヤング・レイバーにLGBT+が多く、信仰からは離れている。2023/02/23

belalugosi6997

6
率直に「岸田首相がまともに見える」こんなのがなぜ絶賛される?日本だったら3回ぐらいは辞任しているだろう?いやっ、辞職だろう!特筆するのは主人公の先住民交流だ。ここは日本の政府に見習ってもらいたい、沖縄交流は橋本・小渕政権のように懐深く入り、膝詰めが当たり前な時代に早く戻ってもらいたい。先ずは主人公を高く評価したい。経済は疎いお陰でアホな政策せずに結果的に国民の利益に叶っている。 環境問題はコストの面も考えた上で発言をしてもらいたいものだ、ニュージーランドの女版小泉進次郎だ…。今一度!なんで人気あるの?2022/04/17

志村真幸

6
 本書は2017年に37歳の若さでニュージーランド首相となったジャシンダ・アーダーンの評伝。政治的な側面を中心に描ききっている。  表紙を一見すると、軽くてミーハーな感じもしかねないが、むしろ重厚で骨太な内容で、とても読みごたえがある。  また、現代ニュージーランドの政治文化が見えてくるのも貴重だ。首相就任直後に未婚のまま出産を経験し、とくに違和感なく国民にも受け入れられていることなど、日本とは大違いである。また、ニュージーランドにおける若者の政治参加と、「政治を変えられる」という意識があるのも印象的。 2021/12/02

Go Extreme

4
ムルパラからモリンズヴィルへ モルモン教との別れ 見習い政治家 ライバル 上昇気流 記者会見 七十二時間以内に 選挙戦 投票日の夜 外交 ワーキングマザー ヘレンとジャシンダ クライストチャーチ、二〇一九年三月十五日 いいときと悪いとき 新しいタイプのリーダー 2022/01/19

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