内容説明
ホセ・ミゲル・バトルの犯罪組織は“ザ・コーポレーション”の看板を掲げ、ニューヨークの富を喰らって肥大化していく。逮捕を機に組織の核心である数当て賭博事業を実の息子ミゲリートに譲渡したバトルは、麻薬の売買へと触手を広げた。集められた大量の金は、たっての願望でもあった「俺のカジノ」、ペルーの〈カジノ・クリヨン〉で洗浄される。事業の拡大、夢の実現。捜査の手も躱し続け順風満帆に見えた“ザ・コーポレーション”にも、最後の時は近づいていた。キューバ革命が産み落とした憎悪と欲望の忌み児、キューバ・マフィアの爛熟と崩壊を綴るクライム・ノンフィクション後篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
13
図書館本。本のタイトルにもなっている〝ザ・コーポレーション”。ホセ・ミゲル・バトルの犯罪組織で賭博事業の一部が息子へ譲渡され、さらには麻薬の売買や、ペルーのカジノも…と拡大していきます。<キューバに対する愛国心とカストロに対する憎悪が、共産主義勢力との闘いの 原動力となり、この聖戦を資金面で支援するという大義があれば、アメリカ国内で組織犯罪も正当化される>(続く 2024/10/07
takao
2
ふむ2024/09/22
権力の美学
0
ただのキューバギャングの歴史でなく、アメリカの戦後史と絡み合った壮大な大河ドラマだった。ベニチオ・デル・トロのバトルが早く観たいです。2023/02/21
Dwight
0
今年いちばん面白かった。そして悪は直ちにくたばってほしい。2022/04/22
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