内容説明
短篇の名手にして児童向けファンタジーの巨匠ロアルド・ダールが、少年時代の思い出をユーモアたっぷりに綴った自伝が新訳で登場
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
310
★★☆☆☆ ダールの少年時代の思い出を描いた自伝。 主に教師や先輩から受けた虐待がメインで、毛色が違うのは序盤の鼠の死骸を使った悪戯の話ぐらい。 ダールの小説のファンなら、彼が児童文学の作家になった理由、権威者が酷い目にあう話を多く描いた理由等が窺えて興味深いだろう。特に『ギャロッピング・フォックスリー』の元ネタらしい体験談が読めたのは良かった。手紙が多く掲載されているので、資料としての価値もある。2024/01/10
たま
48
少年時代のエピソードを綴った本。ノルウェー人の父はイギリスでビジネスを興し成功していたが、ダールが幼少のうちに亡くなった。子供にイギリスで教育を受けさせたいと言う父の遺志で母は子供たちと共にイギリスに残り、ダールをパブリックスクールに入れる。こういう事情にも関わらず学校の記憶は体罰と悪戯ばかり。楽しく語られるので楽しく読めてしまうが。。。この機嫌の良さ、快活さ、ダールが毎週母に書いた手紙、黒白の家族写真、フィヨルドで過ごす夏休みなど、戦前の恵まれた少年時代を語る魅力的な本。2022/07/28
本の蟲
15
『あなたに似た人』(同名の韓国ドラマは無関係)をはじめとする短編の名手。『チョコレート工場の秘密』や『BFG:Big Friendly Giant』他著作多数の児童文学巨匠。『007は二度死ぬ』、『チキ・チキ・バン・バン』の映画脚本も手掛けるなど、多方面で活躍した英国作家ロアルド・ダール少年期の自伝。1世紀以上前の生まれなので、現在とは随分異なる環境、常識、交通や医療。幼いながら鮮明な思い出。愉快な悪戯。寄宿学校での生活が生き生きと描かれている。とりわけ彼の児童文学作品に、影響が色濃く残っている(続2022/05/16
りす
5
約1世紀前のイギリスの教育方針怖すぎ。幼少期の影響が作品に色濃く出ていると感じた。私は平和な時代に生まれたんだなー。2025/05/13
りふりヴ
5
まるで同じような体験をしたかのように面白い 虐待同然の体罰や使いっ走り、嫌な大人達がわんさか出てくるのに読後感は悪くない 大人になってからも覚えてる子供の頃の話ってやっぱり面白いんだよなあ2022/07/18
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