内容説明
脳梗塞を克服して退院した時、著者は自宅の庭のありきたりな立ち木の枝葉が陽に映えているのにしみじみ見入り、それを「迫りくる死のもたらす感覚の成熟」と覚った。老いなければ見られないもの、感じられないもの、極められないものが確かにある。死という最後の未来と向き合い、身にしみた老いの本質とは? 限りある人生を味わ尽くす全八章!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずぺん
7
良い文章を書きますね。流石です。2022/03/15
zoros
5
誰にでも老いはくる。否応なしに死はやってくる。いつくるかわからない。心境と心構えがためになりました。 それにしても裕次郎さん、親不孝だなあ。2025/03/21
ひるあんどん
2
石原慎太郎らしい主張の老いについてのエッセイ。親しい友人の死は悲しいけれど「俺はまだ生きている」という思いも抱くというのは若造にはわからない心境ですね。2022/04/03
スギヒロ
0
さすが石原慎太郎。実績が伴った翁の語りは身に沁みました。私も、最後の未知に向かう勇気をもらいました。2024/11/27
gg
0
作者の美学というものを感じさせてくれた。しかしちょっと自己自慢的なところも垣間見えて、ちょっと嫌な感じもした。2022/10/15
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