角川学芸出版単行本<br> 名著の話 僕とカフカのひきこもり

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角川学芸出版単行本
名著の話 僕とカフカのひきこもり

  • 著者名:伊集院光【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2022/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044005597

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内容説明

NHK「100分de名著」で出会った約100冊より、伊集院光が、心に刺さった3冊を厳選。名著をよく知る3人と再会し、時間無制限で新たに徹底トークを繰り広げる、100分de語りきれない名著対談!

■川島隆(京都大学准教授)と語る、カフカ『変身』
 ──“虫体質な僕ら”の観察日記

■石井正己(東京学芸大学教授)と語る、柳田国男『遠野物語』
 ──おもしろかなしい、くさしょっぱい話たち

■若松英輔(批評家、随筆家)と語る、神谷美恵子『生きがいについて』
 ──人生の締め切りを感じたとき出会う本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

115
筆者は、話しを生業にするタレントだけあってとても好感がもてて凝り固まらない自由な考え方をする人だ。司会されている100分de名著で出会った名著について思うことを専門家とあれこれ語り合う様子は、古典好きにはたまらない面白さ。私の読んだことのある本(カフカの変身と神谷美恵子の生きがいについて)についてと読みたい本(遠野物語)について知らなかった作品と作者の背景や多角的な解釈がふんだんに盛り込まれ一気に楽しく読了。受験勉強で隅々まで読解させられた重苦しい解釈に捉われず自由な感受性で読書する楽しさを教えてくれる。2023/03/20

アキ

110
100分de名著では取り上げられている名著を事前に読むことは禁じられている伊集院光が、番組が終わり、時には一晩でむさぼり読んだ中から選りすぐりの3冊を熟読し、その本のエクスパートと差しで対談する。前に読んだ養老孟司との対談本は、伊集院光じゃなくてもいいじゃんと思ったが、この本は面目躍如である。「生きがいについて」の若松氏との対談で、「亡くなるということは消滅ではなくて、姿を変えて自分の中に宿り直すことなのでは」という言葉を引き出し、50代になって読むことでわかることがあるという。3冊どれも読んだみたい。2022/03/31

KAZOO

106
eテレでやっている「100分de名著」のサブキャスターをやっている伊集院さんがその未読の本を三冊取り出して専門家と対談を行っています。カフカの「変身」、柳田国男の「遠野物語」、神谷美恵子の「生きがいについて」で私は読んだことがあるのですが非常に参考になりました。伊集院さんは「のはなし」を読んでいますが話の持って行き方がうまく、このような観点もあったのかと目からうろこのような感じがしました。この三冊の本を再読しようという気にさせてくれます。2022/12/22

毎日パン

81
紹介されている3作どれも読んだことがなかったが、興味深く読み進められた。『遠野物語』は怖すぎて多分読めないけど、他の2作は読んでみたいと思った。内容についても語られていますが、「本と出会うタイミング」や「コロナ禍で待つこと」など最近特に自分の中でも思うところがあり共感出来る部分が沢山あり、自分の感情が認められた感じがしました。2022/05/07

kei-zu

61
NHKの人気番組「100分で名著」で進行役を務める著者は、収録に当たって、あえて取り上げられる書籍の読書を控えるという。 本書は、番組収録後の読了を踏まえ、改めてゲストとともに本の内容を解きほぐす。取り上げられるのは、カフカ「変身」、柳田国男「遠野物語」、神谷美恵子「生きがいについて」。 私自身はどれも未読だが、「解読」が興味深く、特に著者が語る「生きがいについて」への指摘は、50歳を過ぎた自分にも響くものがありました。2023/06/02

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