内容説明
マツダの実質的創業者・松田重次郎は、傑出した技術屋であり、「尖った経営」を貫いた実業家であった。二代目・恒次は世界初のロータリーエンジン搭載車の販売にこぎ着けるも、三代目・耕平は不本意な形で会社を追われる。カープのオーナーに転じた松田家は、四代目・元の下で「育成のカープ」の礎を築き、国内屈指の人気球団を育て上げたが……。「不屈のDNA」を受け継ぎし者たちのファミリーヒストリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
34
マツダ創業家である松田家の家系図を追っていくような本書。マツダとカープの関係や、なぜ広島「東洋」カープなのか、がよくわかった。ただカープに関して結局ほとんど言及されなかったのが残念なのと、時点が戻ったりしてどの松田だか読んでいてしばしば混乱したので、人物相関図が欲しかった。2022/09/16
ようはん
20
地元に根差している点や独自性など自動車業界でのマツダの立ち位置がプロ野球におけるカープの立ち位置という印象を受ける。2022/07/16
C-biscuit
10
広島カープとマツダのつながりを紐解く一冊である。広島東洋カープのことはあまり知らないが、唯一の市民球団とのことである。ホリエモンの本に球団を持つと税制的にも優遇されるような話があったが、親会社がいないため全く関係のないところである。車が好きなのでマツダについてはそこそこ知っているつもりであったが、創業者等については初めて知ることになった。やはり創業者というのは行動的であり、当時は機械というのが先端技術だったのである。今はIT企業というところであろう。現在の球団オーナーも松田重次郎の曾孫の松田元とのこと。2023/02/24
miu
8
松田家9割でカープ1割。いやもっと少ないかな。ほぼほぼ松田家のストーリーでNHKのファミリーストーリー?みたいな感じ。良い悪いとかではなくて、一族で何かを作り出したり成し遂げたりするのはすごいなと思う。同族って煙たがられることもあるのだろうけど、個人的には素敵と思う。お家騒動は見ていられないけどね。2022/07/31
dani
6
ちょっとタイトルに騙された感はあるが、サブタイトルの通りの松田家物語。自分にとっては四代目の元しか馴染みはないが、特に代重次郎の人生は本当に波乱万丈。商標のMAZDAがゾロアスター経の最高神「アフラ・マズダ(Ahura Mazda)」を引用したものとは知らなんだ。2022/08/14
-
- 電子書籍
- 【デジタル限定 YJ PHOTO BO…
-
- 電子書籍
- 花嫁を買ったイタリア富豪 ハーレクイン…
-
- 電子書籍
- 仲の悪い許嫁の話 1巻 ガンガンコミッ…
-
- 電子書籍
- マンガでわかる! 人工知能 AIは人間…