アメリカの高校生が学んでいる経済の教室

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アメリカの高校生が学んでいる経済の教室

  • ISBN:9784815612627

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内容説明

金融教育の先進国・アメリカでは、高校生からお金の流れと世の中の仕組みについて
学校で勉強する。

アメリカの高校生が学んでいる、
「日本の学校では教えてくれない」一生ものの経済のきほんの授業を一冊に凝縮!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

106
「全米の学生が学んできた」という帯の宣伝文句を信用するのは愚の骨頂だろう。ただ、著者はテキサスの高校で実際に経済学を教える教師であり、「経済学を面白く教えない限り、机に突っ伏して寝てやるという態度を明確に示してくれた全ての生徒たちに感謝を捧げる」との執筆動機から、経済学を平易に面白く伝えたいという著者の意図は十分に伝わってくる。ミクロ・マクロ両面から基本的なことが網羅されるも、記述は極めて中立的。マネタリズムやサプライサイド経済学なども、決して評価を決めつけずに紹介する姿勢に高校教師としての矜持を感じる。2022/05/20

壱萬参仟縁

58
明日から試験なのだが、考査にも出るものがいくつかあり、日米の高校生もこういうので交流したらいいのではないかな? むこうには日本の教科書を英訳するとか。そういうのがよい。2022/06/27

ショア

23
図書館本。高校生だけじゃなく大人もはじめての経済学としてわかりやすい。お金の歴史やお金の機能、銀行のはじまり、需要と供給など、普段生活していて当たり前になっている取引についてあらためて理解できた。銀行の信用創造は感覚と異なる人が多い気がするので日本でも広く教えるべき。インフレの章はオンゴーイングなので、各国政府や中銀がこれからどのように対策していくのか注視したい。政策を間違うとハイパーインフレやスタグフレーションを引き起こす。2022/05/29

ヘッジホッグ@Wheezers and Dodgers

18
経済学と会計学の考え方の違いが参考になった。会計学では総収入-総費用=利益とする。経済学では機会費用も考え、総収入-(総費用+機会費用)=利益。専業主婦も仕事で得られる収入の代わりに、家事をしているので賃金はゼロにならないということか。2022/03/26

ようへい

13
あなたが私にお金を貸すとき、きっとあなたはこう言う。「あなたにお金を貸したせいで、お金を今すぐ使う機会を失った(機会費用)。」そしてさらに「お金が返ってきてもインフレによる物価上昇で、そのお金で買えたものがもう買えなくなっているかもしれない(インフレリスク)。」そんなことを言われたのなら、私は申し訳なさと情けなさと悔しさと面倒くささに涙を浮かべながらこう言うしかない。「じゃあ利子を付けて返します。」経済学は世の中をどう見るか、という視点や解釈の一つに過ぎない。それが全てではないし、それで全てはわからない。2023/02/01

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