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内容説明
【捨て悪役令嬢です。噛まない、吠えない良(い)い子です。拾ってください。】
友人に嵌められ、王子との婚約を破棄され、怪物が住まう国へ追放された公爵令嬢シルフ・ビーベル。しかし、とっさの機転によりシルフは、怪物の国の王の寵愛を受け、異国の司書として新たな人生を送り始める。大人気WEB小説を、イラストレーターとしても活躍する新鋭がコミック化!!
(C)Ede Akizawa (C)2022 Hajime Kirino
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
21
騙され追放された令嬢が隣国で司書になる。幸せと言いつつ翳のある雰囲気が抜けない。2022/05/22
のれん
15
目が良い。 書き込まれた柄ではなく、シンプルな目の輪郭のみで表情を作っている。カンナの侮蔑やシルフの恐怖、喜びといった目力を、グラデーションがなく陰影がクッキリした切り絵のような背景がより目立たせている。 物語としてはお伽噺のその後、語りの魅力がテーマ。音がない漫画で矛盾するようだが、活字に囚われない音が乗った語りは人の頭に強く残る。 彼女の台詞という散文詩を通して、お伽噺の幸せを考える。悪役を殺せば寓話は幸せか。悲劇は喜劇には変えられないのか。使い古されたテーマだが、どう調理するか、期待。2022/02/23
ホシナーたかはし
12
表紙がなぁんとなく藤田和日郎先生ぽくて気になり購読、内容も藤田先生のような、けっこう切り込みすぎな内容。つか悪役令嬢が退場後、ヒロインたちは「幸せに暮らした」て、どう幸せなのか詳しいことが描かれていない事に、本作を読んで気づきました。2022/02/20
シュレッダ
2
絵が好き、ストーリーも好き。ゆえに新刊チェックリスト入り❗2022/12/11
もここ
2
一人語り調の物語みたいなところが好き。本が好きな公爵令嬢が、物語を携えて近づいてきた男爵令嬢に騙される、というのはちょっと変わってるかも。そして、拾われてただの司書として生きる事に幸せを感じているのも、恨んでいないのも面白い。多分自分の人生にとことん興味なかったからなんだろうけど。そうなってしまうのも分からなくはない。2022/08/11