伝説のトレーダー集団 タートルズの全貌

著者名：マイケル・Ｗ・コベル【著】/遠坂淳一【監訳】/秦由紀子【訳】

株式会社FPO（2022/01発売）

• ISBN：9784909074027

内容説明

まったくの投資素人集団がわずか２週間の研修プログラムによって、次々と巨額の利益を上げていくというセンセーショナルなストーリーは、トレーディングの世界ではあまりにも有名。その集団の名は「タートルズ」。

全米のトレード業界が驚愕するほどのパフォーマンスを実現した舞台裏には、ある課題について意見が対立した２人のカリスマトレーダーの存在があった。トレーディングによって、わずか400ドルを２億ドルにまで増やした伝説的トレーダー、リチャード・デニスと、トレーダーにして数理論理学の専門家ウィリアム・エックハートである。「トレーディングは訓練次第で成功できるのか？」。すべては2人の実験から始まった。

タートルズのメンバーは、デニスとエックハートから、どのようなトレード手法を伝授されマーケットを席巻していったのか？ トレーダーの手法やルールなどを含めた実験の全貌を描いた異色ノンフィクションが待望の復刻！ ※本書は、日経BP社から2009年２月に刊行された『ザ・タートル 投資家たちの士官学校』の復刻版で、米国ペーパーバック版で新たに書かれた「著者あとがき」を掲載しています。

【プロ投資家から推薦の言葉】

タートルズの話は、何人もの関係者から何度も聞かされてきた。多くの記事も読んだ。その上で言わせてもらえば、この本はタートルズにまつわる話の中で、ずば抜けて面白く、示唆に富み、網羅的で、タートルズの偽らざる姿を描いている。

フランシスコ・Ｊ・ヴァカ博士（ヴァカ・キャピタル・マネジメントLLC）
※元タートルのポール・レイバーはヴァカ・キャピタル・マネジメントの幹部

タートルズ自身達からもコメント続々!

「とても楽しめた。売れますように。」
トム・シャンクス（タートル）

「素晴らしい本だった。」
マイケル・シャノン（タートル）

「気に入った。よく書けている。おめでとう。」
ジェフ・ゴードン（タートル）

「すごく良かった。客観的に真実を追求してくれて感謝します。」
ルーシー・ワイアット・マティネン（タートル）

「良書。」
ラッセル・サンズ（タートル）

「全体としては悪くない出来です。本にならなければいい、自分が登場しなければいいと願っていましたが、あなたなら間違いなく書くと思いました。そこで私も、できるかぎり真実を明らかにしようと考えるようになりました。だいたいにおいて、うまくいったと思います。」
ジム・ディマリア（タートル）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[LvzaB]

読み物としても投資本としても興味深い本だった。特にピラミッディングの方法は参考にしたい。あとはルールに従って機械的に取引する姿勢と損を出しても挫けない精神も身に付けたい。。。そこは時間がかかりそうだ。

2021/04/03

[Kent]

投資において「価格」のみを重視するというシンプルな考え方が印象的でした。トレンドに乗り、外れたら売るという明確なルールを設け、それを厳守することで損失を抑えつつ利益を追求する点は非常に合理的です。特に、リスク管理の重要性と、メンタル面の強さが成功の鍵であることを再認識しました。規律を守り、損切りを迷わず実行できる精神力があれば、再現性の高い投資が可能になると感じました。シンプルな手法ながら説得力があり、実践に活かせそうな内容でした。

2024/12/31

[nikman]

いくらノウハウがあっても成功はしない。そこには「不屈の決意と起業家精神」、「実践」と「勝利」と「決してあきられまにこと」を備えた者でなければならない。当たり前のことだが、頭でわかっていても、負けが込めば弱気にならない人間はいない。それに耐え、日々努力する人間が生き残る。本自体は、タートルの実験、そして、タートルそれぞれの個性・人間関係が描写されていて非常に面白かった。ただ、とてもでないが、自分に向いてない世界だと感じた。

2020/11/04

[ごう]

面白かった。あと5回は読みなおす予定

2019/09/28

[葵堂]

トレンドフォロー戦略のシステムトレードを素人に教え込んで儲けれるようになるのかという実験に対しての詳細なお話。

2023/12/02