戦慄の絵画史 西洋美術で味わう、知的恐怖の物語

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戦慄の絵画史 西洋美術で味わう、知的恐怖の物語

  • 著者名:岡部昌幸【監修】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2022/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046055170

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内容説明

●天災と人災を骸骨軍団に象徴した大虐殺風景
●飢えと渇きに追い詰められた人間の狂気

処刑 終末 厄災 怪物 殺人…。
見るだけで戦慄する西洋絵画たちだけを集めた一冊。その絵が生まれた理由、歴史的背景を知ればさらに背筋が凍る…。
人間の退廃的な世界がわかる知的恐怖をご堪能あれ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

169
書店で気になり、読みました。オススメは、表紙も飾っているルーベンスの『メデューサの頭部』です。 https://media.thisisgallery.com/works/rubens_16 https://www.kadokawa.co.jp/product/322108000168/2022/02/11

trazom

101
死の絵/狂気の絵/怪物の絵/災害・厄災の絵/処刑の絵の5章に分けて、戦慄する絵画が紹介されている。ブリューゲル、ゴヤ、レーピン、ラファエル前派の作品が複数あるのも、このテーマなら納得できる。いかにも凄惨な絵よりも、モネの「死の床のカミーユ」のような作品の方が怖ろしい。愛する人の肌と光の色が、刻一刻と微妙に死体へと変化する様を描く印象派の画家のリアリズムにゾッとする。生真面目な本書の解説だが、中野京子さんなら、主観的解釈や飛躍的解釈を躊躇しない踏み込んだ説明で、もっと豊かな知的恐怖を味わせてくれた気がする。2022/03/07

鷺@みんさー

29
中野京子『怖い絵』シリーズでほぼ見たものが多かったが、一番恐ろしかったのは怪物より死神より殺人より厄災より、何よりラストの「宗教間の争いによる拷問を描いた殉教宗教画」だったこと。結局いつもこれ。人間が、一番怖い。2023/04/07

ウメ

11
怖い物もの見たさは止められず。安全な土地から恐怖を覗くいやらしさ。本書は中野京子氏の影響も大きいが彼女ほどの深みはなく広く浅く。掲載画のトリミングやフォーカスが残念でならない。全景あってこそ1枚の作品。画家が嘆くぞ。2022/04/03

チューリップ

8
絵画に描かれている歴史や神話の怖い部分を解説している本。たまに文章でしか紹介されない作品があるのでどういう絵画なのか気になったな。紹介されていた作品とか内容は似たような題材の本を読んでいるので大体読んだ事あるものばかりだったけど内容は分かりやすくて良かった。ギロチンが結構近代まで使われていた事にびっくりした。2022/09/05

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