集英社単行本<br> ベートーヴェン、21世紀のウィーンを歩く。

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集英社単行本
ベートーヴェン、21世紀のウィーンを歩く。

  • 著者名:曽我大介【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 集英社(2022/01発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087900590

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内容説明

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2020年、生誕250年を迎えた楽聖ベートーヴェン。2度の大戦により、ヨーロッパ各地に散逸していた生前の貴重な資料や文献が、近年、いくつも発見されています。それにより、音楽史上類まれな才能を持った巨星の新たな素顔や作曲の真実が次々と明らかとなり、改めて世界のクラシック・ファンの注目を集めています。本書は、世界的国際指揮者コンクールで2度の優勝を果たし、日本はもとより世界の著名オーケストラと共演を続ける気鋭のマエストロ・曽我大介さんが、ベートーヴェンになり代わって、現代のウィーンの街じゅうを歩きまわる奇想天外&前代未聞のウィーン・ミュージックガイド。

目次

プロローグ
1 ベートーヴェン、21世紀に現る!
2 ベートーヴェン、自分の作品の録音に驚く
3 ベートーヴェン、路面電車に乗る
4 カフェでくつろぐベートーヴェン
5 ベートーヴェン、馴染みのホイリゲへ
6 ベートーヴェン、楽友協会へ
7 ベートーヴェン、自分の銅像と出会う
8 ベートーヴェン、運命の出会い?
9 ベートーヴェン、ピアノのレッスンをする
10 ベートーヴェン、自分のサインを見つける
11 黄金のキャベツとベートーヴェン
12 ベートーヴェン、寿司を食べる
13 ベートーヴェン、料理をする
14 自分の墓の前に立つベートーヴェン
15 風雲急を告げる
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

116
ベートーヴェンが現代のウィーンに甦ってハチャメチャな経験を重ねる展開は、手塚治虫の絶筆『ルードウィヒ・B』のイメージで読んだ。コンサートでピアノジャックしたり、街角ピアノで咆哮するように即興演奏するシーンなどは手塚の絵がそのまま浮かび上がる。自分勝手で傍迷惑だが憎めない男というキャラが生きており、一緒に楽しく名所巡りができるガイドブックだ。ただ現実のウィーンはモーツァルトを観光のシンボルにしており、彼の肖像画がポスターやチョコの包装紙にまで使われていた。ベートーヴェンがそれを見たら、どんな感想を述べたか。2022/03/19

trazom

108
ベートーヴェンが、200年後の現代のウィーンに現れたというユニークな設定による小説。ベートーヴェン生前のエピソードが巧妙に配され、また、地理・交通・カフェ・ワイン・ホール・記念碑・楽譜屋・美術・お墓など、ウィーンにまつわる話題が充実していて、楽しく読める。曽我先生の指揮を聴いたのは、今まで3回だけ。ルーマニアで活躍されている印象が強かったが、ウィーンで勉強されていたことを知り、本書に込められたウィーン愛の深さが納得できる。同時期に出版された「ベートーヴェンのトリセツ」(まだ積読状態)も楽しみになってきた。2022/03/01

あんとわねっと

13
ベートーベンが21世紀にやってきた!ウィーンを案内してくれる本。一度でいいから、行ってみたいなー。2023/07/06

ソバージュ

11
ベートーヴェンが200年未来にタイムスリップし、現在のウィーンを観光するお話。Eテレのドイツ語講座のベートーヴェンのキャラと重なりとても楽しく読め、彼の数々の言葉が心に染みた。「愛しのオーガスティン」のエピソードも興味深い。2022/04/29

*takahiro✩

8
最後までガイドブックとは思わずに読んでいましたが、またぜひ行きたい。前回はシュテファン大聖堂真ん前のホテルに泊まって、楽友協会2回、国立歌劇場1回、教会で2回のコンサート。ソーセージスタンドにも、登場したレストランもカフェにも行きました。もちろんパスクワラティハウスにも。郊外以外はほとんどいった所で色々と思い出しました。何回でも行きたいなぁ ♪2023/10/29

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