高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集

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高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集

  • 著者名:田尻賢誉【著】
  • 価格 ¥2,145(本体¥1,950)
  • 竹書房(2019/06発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801919129

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内容説明

野球は座学で上手くなる!

実際にあったプレーを挙げながら、
考え方、守備位置、カバーリング、
ルール等を全120問で徹底解説。

【例題】
1死二、三塁の場面で打者が犠牲フライには十分な飛距離のセンターフライを打ちました。三塁走者に加え、二塁走者もタッチアップしそうな雰囲気です。このとき、三塁走者が気をつけるべきことは、何でしょうか?

【解答・解説】
できるだけ早くホームベースを踏むことです。たとえ本塁が悠々セーフのタイミングでも、二塁走者が三塁に走るとなれば話は別です。自らが本塁を踏む前に二塁走者が三塁でタッチアウトになれば、得点は認められないからです。

<実際にあったプレー>
2018年8月30日の阪神対ヤクルト戦。阪神は5回裏、1死満塁のチャンスに糸原健斗が飛距離十分のセンター左へフライを打ち上げました。三塁走者の鳥谷敬はタッチアップから本塁へ。と同時に二塁走者の梅野隆太郎も三塁へとタッチアップしました。センターの青木宣親からショートの西浦直亨を経由して送球は三塁へ。鳥谷がホームを踏むのよりも先に梅野がタッチアウトとなり、阪神の得点は幻になってしまいました。この走塁に金本知憲監督が「ちょっと信じられない。見たことない。ありえんことが起こっている」と言えば、三塁コーチャーの高代延博コーチは「開いた口がふさがらない」とぼう然としていました。

著者は、以下のように述べています。

力対力の能力勝負になれば、素材で上回る方が勝ちます。素材の差を埋めるのは、「頭を使うこと」です。
幸い、野球には“間”があります。プレーとプレーの間に考える時間があるのですから、それを利用しない手はありません。ルールを知らないスポーツを見てもおもしろくないように、知らないというのはマイナスです。
野球は、グラウンド以外でも、座学でもうまくなります。たとえ練習が休みでも、練習時間が短くても、自宅でも、通学の車内でも、その気になれば、いくらでもうまくなるのです。ぜひ、チーム全員で本書の問題にチャレンジしてみてください――本文より


田尻賢誉(たじり・まさたか)
1975年兵庫県生。学習院大学卒。ラジオ局勤務を経てスポーツジャーナリストに。高校野球をはじめ、徹底した野球の現場取材に定評があるほか、指導者、中高生、父兄への講演活動も行っている。『機動破壊』、『機動破壊の秘策』、『機動破壊の解析力』、『高校野球は親が9割』、『超強豪校』、『激戦区を勝ち抜く方法』(すべて小社)など著書多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もちもちかめ

13
この1冊だけで私の野球脳がぐんとレベルアップ。冗談抜きで素晴らしい!モノホンの野球部息子たちには不評?なので(母が騒いで薦める本を素直に読まないわな)皆に勧められるかどうかはわかりません。でもこの本読んでから、ノムさんの言ってることが分かるようになりましたし、ダイヤのAがより面白く読めるようになりましたし、スコアがつけやすくなりました。準備と確認の意識付けのおかげでカウント間違いしないもんね。観てるだけなのにカウント間違えるなとか守備位置の確認しろとか何とか言われたらそりゃあ腹立つわね、息子は。むふふ。2021/03/20

Kaz

4
非常に勉強になりました。ルールについては、ある程度自信があっただけに、分からない問題があったときには、愕然としました。謙虚に精進します。2020/07/10

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