内容説明
彼らは何を考え行動してきたか? 〈団塊の世代〉のトップランナーたちの苦闘と選択ーー〈団塊の世代〉のトップランナーたちは、どうしてきたのか。昭和45年、東大経済学部卒330余人のうち、多くは大企業や官庁で課長クラスに就き、産業構造の大転換のなか、激烈な経済戦争に立ちむかってきた。なかには有為転変し、新しい人生に踏みだした者もいた。その苦闘と選択の軌跡を克明に追う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉倉槇一
0
1970年、高度経済成長期の節目に成人し、社会へ出て行ったエリートたちのドキュメント。日本経済はこの間にオイルショックをやり過ごしつつ、鉄鋼・造船といった重厚長大の産業から、金融・通信などのサーヴィス中心へのいわゆる「脱工業化」を経験し、時あたかもバブル経済に突入しようとしていた。日々激務をこなす彼らの語り口が意外にも明るく感じられるのは好景気の雰囲気が反映しているのだろうが、著者はホワイトカラー層の「順調」に一抹のうそ寒さを覚えてもいる。長期不況以前の経済界のレポートとして参考になる一冊。1989年刊。2013/09/15
-
- 電子書籍
- 蓬莱舞「美しさと透明感」【週チャンデジ…
-
- 電子書籍
- 月刊山形ゼロ・ニイ・サン - 2019…