「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質

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「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質

  • 著者名:加谷珪一【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 総合法令出版(2022/01発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862805096

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内容説明

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巨額のマネーが動く「戦争」から
経済・マネーの現在・未来を読み解く!

・戦争には果たしていくらのコストがかかるのか?
・戦争は経済にどんな影響をもたらすのか?
・戦争が起こると株価はどう動くのか?
・戦争でビジネスはどうなるのか?
・戦争で経済が破たんするとどうなるのか?
・太平洋戦争後の預金封鎖はどのように行われたのか?
・LINEやビットコインは武器になるのか?

戦争がもたらす本当の影響を知るためには、戦争とお金の関係を正面から見据える必要があります。
経済と戦争遂行能力は直結しており、強い経済を持つ国は、圧倒的に有利に戦争を遂行できると同時に、
戦争そのものを回避することも可能となります。
著書が独自に収集した歴史資料なども活用し、可能な限り、客観的かつ定量的に、
戦争とお金の問題についてアプローチした一冊です。
本書を読めば、日常生活と戦争がどのように結びついているのか理解できるでしょう。

【もくじ】
第1章 戦争にはどのくらいお金がかかるのか
第2章 世界から見た戦争とお金
第3章 戦争と経済にはどんな関係があるか
第4章 戦時の株価に見る現在と未来
第5章 地政学を理解すれば世界の動きが見えてくる
第6章 戦争が起きた時、ビジネスはどうなるか
第7章 これからの戦争の勝敗はITで決まる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kakoboo

18
戦時が経済にどう影響を及ぼすのか、経済がどういう状態だとそれがどのように戦争に影響されるのかが書かれております。両者の関係は決して一義的なものではないのですが、データや分析がしっかりしており目から鱗のような内容が多かったです。(太平洋戦争下の日本で株価がそこまで下がらなかった理由であったり日本の雇用制度が戦争を通して生まれた制度である等)それだけれはなく、地政学の触りやITを駆使した現代の戦争の状況も書かれていてページの割にボリュームがあってよかったです。面白いです。2017/04/23

むらきち

11
よく分かる戦争経済の本。GDPと株についても初歩的な解説がある。地政学の解説も全然知らなかったので良かった。日朝、日露、太平洋戦争、それからアメリカの戦争時のデータなどを踏まえて解説。インフラ、ITの話もある。読みやすいわかりやすい分、簡素。こういう本が欲しかった。イギリスが敵国に金融市場を開いた理由、普通の歴史の本では意味不明だったけど、おかげで何となく理解できた。2018/03/25

jiangkou

11
戦争と経済活動の本質は同じで経済活動に弱い国は戦争遂行力も低いという本。冒頭日清以降の戦費とGDP比較があり改めて国際経済無視した太平洋は無理ゲーだったことがわかる。しかも指摘されてるように日米開戦の原因は日露で金投資してくれた米の意向無視して満州自分のものにしたから、と厳しい指摘。確かに日本は感情で動く、ある意味ずるいから、経済、戦争パートナーとしては信頼おけないかもね。ポイントは面白いが深みがなくもう少し深い考察があればなお良しか。2018/03/11

Y田

9
戦争には金がかかる…という事の具体的な意味が分かってなかった。軍事費と言っても、兵器の購入だけでなく、運用、メンテナンスコスト(空母の維持費!) 、兵器を扱う人材育成、それから人材の事務管理コスト等々、、「戦争とは経済活動そのもの」というのも頷ける。日露戦争と太平洋戦争の戦費調達の方法の違い、日米のGDPに対する戦費の大きさといった比較もとても分かりやすい。無課金の学生と重課金社会人の勝負だったってことか…(-_-) ◆複数の角度から見て総合的に物事の判断をすべきというのがよく分かった。感情じゃなくて。2022/05/31

ヴァン

9
 だれでも戦争は嫌だが、一国の歴史のなかでは戦争を避けて通ることはできないことも真実だ。この本は、かつて日本が遭遇した、日清・日露戦争から太平洋戦争に至る戦いのコストを掲げて、その資金の工面を解説しながら、太平洋戦争では敵対国であったアメリカのコストに対しても同じように解説し、戦争と経済の問題を論じる。現代戦や将来のITと戦争についての考察も興味深いが、ページ数の関係か多少物足りない感はある。2017/01/12

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