実業之日本社文庫<br> ザ・ウォール

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実業之日本社文庫
ザ・ウォール

  • 著者名:堂場瞬一
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 実業之日本社(2022/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408557144

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内容説明

低迷に喘ぐかつての名門球団〈スターズ〉は、副都心・新宿の新球場で開幕を迎えた。
そびえ立つ高層ビルと一体化した異形のスタジアムは、観客増を目論むメジャーリーグ好きオーナーのアイデアを満載。
だが、狭くて変則的な構造は選手に不評で、監督・樋口は采配に苦慮、フロントとの軋轢も生じる。
しかしシーズン後半、投打が徐々に噛み合って、チームは優勝争いに絡んでいく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

93
堂場瞬一さんのスポーツ物は面白い。かつての名門プロ野球チーム「スターズ」の監督を引き受けた樋口。オーナーはメジャーリーグ贔屓で金も出すが口はもっと出すと言うタイプ。野球はエンターテイメントビジネス、チームの勝利よりも観客が集まることを優先すると言う人物。野球の監督はやったことはないが、組織を率いるのは難しい。メンバーもトップもいろんなことを言うし、チームの成績を上げる事が任務だけど、自分で打ったり投げたりすることはできない。監督は辛いよねえ。なんだか今の自分の姿と重ね合わせて読んでしまいました。★★★★2022/02/09

Takeshi Kambara

39
新宿西口の再開発で駅前に誕生したのはまさかの野球場だった!全く新しいボールパークをテーマに球場と一体化した高層ビルや斬新なエンタメ空間と日ハム匂いを漂わせつつ、新たな本拠地で優勝を目指す東京スターズ。その最大の敵はオーナーだった?!読めば読むほど正に堂場さんの真骨頂で一切手抜きの無い試合描写と男の熱いドラマに始終鳥肌が立ちっぱなしだった。何よりも驚いたのはラストダンスの主人公だった樋口が老成し更にカッコよくなった姿で本作の主人公であるスターズの監督として現れたことで、予想外の嬉しい再会に泣きそうになった。2023/02/04

Junichi Yamaguchi

30
「悪名は無名に勝る』…  堂場さんスポーツシリーズ。 安定してるわ。 舞台になった架空の球場が魅力的に映った。 2022/03/03

ヒロキ

27
主役は新球場!? 新球場は高層ビルと一体化した異形のスタジアム、そして観客増のことしか頭にないメジャーリーグ好きオーナーは監督に注文ばかりと問題山積。 それでも低迷する名門球団を監督は優勝に導くことはできるのかというストーリーが面白い。 まさに今年日本ハムで新球場エスコンフィールド北海道が開場したばかり。 監督は試合以外でも気苦労が絶えないのが伝わってくる。 野球の醍醐味がいっぱい詰まっていて最後まで楽しめた。2023/05/28

ひ  ほ

26
周囲に新宿の高層ビルがそびえ立つ<ザ・ウォール>は、大リーグ好きオーナーの意向が盛り込まれた変形スタジアム。選手のことを考えず自分の好きな大リーグのような試合を望むオーナー、選手としては1.5軍だった樋口。それはもめそうですね。いつものスポーツ小説に比べてスピード感がなかったような。それは野球というスポーツのせいなのか、いろんな人の視点で話が進むせいなのか・・・。いつもよりは読後のスッキリ感が少なめでした。2022/03/10

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