集英社新書<br> 日本は世界一の「医療被曝」大国

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集英社新書
日本は世界一の「医療被曝」大国

  • 著者名:近藤誠【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 集英社(2015/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087207880

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内容説明

日本は一定人口当たりの放射線検査件数が他国に比べても突出して多い。実際に、放射線検査の代表格であるCTの人口100万人当たりの設置台数は圧倒的に世界一であり、イギリスの調査によれば、エックス線検査による発がんリスクの推定値も世界一と言われている。健康な人が、病気を早期発見するために受ける医療行為によって、かえって発がんリスクを高めているという皮肉な事実――。しかも医療被曝には、原発作業員のような年間の被曝線量限度は設けられておらず、被曝線量は青天井となっている。これまで「がん治療」に警告を発してきた著者が、専門である放射線科の知識を駆使し、医療被曝の闇を暴く!【目次】はじめに/第一章 世界一の医療被曝大国、日本/第二章 低線量被曝の危険性/第三章 大人より深刻な子どもの被曝/第四章 放射線検査の種類/第五章 自分の被曝線量を知るには/第六章 無用な被曝を避けるために/第七章 日本で医療被曝が横行する理由/第八章 医療被曝の今後/おわりに/【資料】小児CTガイドライン―被ばく低減のために―

目次

はじめに
第一章 世界一の医療被曝大国、日本
第二章 低線量被曝の危険性
第三章 大人より深刻な子どもの被曝
第四章 放射線検査の種類
第五章 自分の被曝線量を知るには
第六章 無用な被曝を避けるために
第七章 日本で医療被曝が横行する理由
第八章 医療被曝の今後
おわりに
【資料】小児CTガイドライン―被ばく低減のために―

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuji Hamano

5
医療、健康診断としてこれほどまでにX線にされされているとは。福島後だからこそ数値というか色々考えさせられるな。 子どもの被爆は気をつけよう。 あと、必要の無い検査を念のため受けるというのはよくよく考えた方がいいんだな。2016/06/13

ジュリ

4
がん検診で放射線を浴びてがんのリスクが高まる。がん検診なんて受けない方がいい。患者さんはもっと情報を収集して自分の身は自分で守るべき。2016/07/20

kousuke

3
検査による被爆について正しく怖がるのが重要だと感じました。 被爆を怖がり必要な検査を受けないのでは本末転倒なので、 例えば、歯科用のレントゲンであれば被曝量は僅かであるので気にしないですとか、 バリウム検査は被曝量が多いため、検査を受けない、もしくは胃カメラにするとか、 そのような判断を自分できるようにしていきたいものです。

FK

3
在職中、嫌でもレントゲン撮影を受けなければならなかった。でないと職を失うからである。しかし非科学的な根拠に基づく長年の被曝により、かなりの数の人たちが発ガンして亡くなってきたのではないだろうか。仕事を辞めて何よりうれしく思うのは、この被曝を避けられること。あるいは健康診断を受けなくて済むことと言っても過言ではない。日本のシステムというのは、国民のためにという名目で、実はその業界の利益の確保のために行われていることが少なくない。レントゲン撮影やCTもである。「医療被曝」を避けるには、病院に行かないことだ。 2016/01/29

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