内容説明
広島の空に「ピカッ」という文字を飛行機雲で描くなど、アートシーンの最前線を疾走するChim↑Pomのフロントウーマン・エリイ。新しい「にんげん」を子宮からドゥルンと送り出して母になるとき、この世の光が見えてくる。芸術家のたった一度しかない体験を躍動することばでとらえた鮮烈なドキュメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
88
森美術館で「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」に行った際ミュージアムショップに平積みされていた。Chim↑Pomの中心はエリイである。広島の原爆ドームの上空にピカを描き、マンチェスター国際フェスティバルでの「A Drunk Pandemic」や、東日本大震災、福島第一原発、コロナ禍での東京オリンピックのテーマの最後に、出産にまつわる展示が印象に残った。雑誌「新潮」に「OH MY GOD」として連載された期間は2019年9月から2021年4月まで。コロナ禍と重なり、出産も経験したことを、14年間私立→2022/04/03
Sats
3
Chim↑Pomの創造力の源泉でもあるエリイによるエッセイ集。本人のルーツに少しだけ触れることができた気がして、とても興味深い内容。破天荒でありつつも、常に目前の事象に真摯に向き合っている姿が印象的。これからも応援します。2022/08/08
TSURO
3
不思議な文章。読みにくく難解だけど、堂々としていてエネルギーがある。もっと分かりやすくすればと思ってしまうけれど、これが良いのかもとも思う。 チンポムの象徴の女の子、エリィ。森ビルでやっている展示をみた後に読むのが良かった。2022/03/08
mak_1410
3
自分と全く違う感覚を持った人の思考をインストールされるような感覚、はじめは違和感があるがだんだんクセになってくる文章も含めて感染力が高い。2022/02/19
ニコ
2
摩訶不思議な文章で面白かった。アルコールの緩やかな自殺と、赤ん坊の性別の箇所が印象深かった。2023/03/25




