内容説明
覆面作家・天城菖蒲から、絶海の孤島に建つ天城館に招待された五人の推理作家。やがて作家たちは次々と奇怪な死を遂げ、そして誰もいなくなったとき、本当の「事件」の幕が開く。特殊設定ミステリの真骨頂!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
84
もうね、めちゃくちゃです。推理小説の大前提とかはすべて無視です笑 でも面白いんだよなー。気付けばなんか癖になる笑 重箱の隅を突けば論理が破綻しているような箇所もあるかもしれないけど、この作品はそういうの無しで楽しみましょう笑2023/11/15
HANA
71
孤島に集められた登場人物たちが一人、また一人と殺されていく…。これだけを読むとありふれたクローズドサークルなのだが、流石は特殊設定の名手でそこからが本番となっている。グロさを持つ割には地の文が面白く、ゲラゲラ笑いながら読む。特に死体発見のシーン大笑いし、解決の一部分では「盆回り」が脳内再生される始末。ただミステリの部分は流石に骨子がしっかりしている。ラストは極めて複雑で、某有名ミステリのトリックを連想させられるし。××された人間が××するというミステリには名作が多いと思うが、本書も紛れもなくそれであった。2024/05/03
Kanonlicht
68
絶海の孤島に集められた5人の推理作家。紆余曲折の末、連続殺人事件が起きるのだけど、それを推理するのは…。映像化したらおもいっきりホラーなのに、文章で読むとコメディという、まさに白井ワールド。あまりに状況が異常すぎてこれしかないだろうという推理が語られると、すぐに新たな事実とともに別の推理が開陳され、そのどれもが特殊設定ミステリにしてはやたらと論理的(笑)。一方で、犯行動機も超常現象の理由も「んなものどーでもいい」とばかりのうっちゃり具合が逆に気持ちいい。今のところ著者の作品の中で一番好きかも。2025/04/30
オーウェン
63
もちろんこのタイトルは「そして誰もいなくなった」に懸けている。島に上陸する5人の男女が次々と殺されていくのは一緒だが、中盤である変化が。 白井さんなのでいつものようにエログロ満載。 とくに今作はグロ描写が多いが、登場人物の名前までグロい難読漢字という凝りよう。 ある変化というのはミステリでは禁じ手の気もするが、それを逆手に取り多重解決へと結びつけていく。5人の中の職業がヒントになっている部分があるが、真相が圧巻の謎解き。 そこまで仕込むかというやり方に、執念を感じる動機。 やはりこの作者は癖になる。2025/10/05
ドアラ竜の壁
60
五人全員が死んだときに、本当の『事件』が始まるって何?と思うところから読み始める。ゲテモノ食い、エロと軽くジャブを打たれた後、絶海の孤島に移動してからが本番スタート。ただのトンデモ設定ではない、しっかりとミステリしてる2022/07/03
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