内容説明
覆面作家・天城菖蒲から、絶海の孤島に建つ天城館に招待された五人の推理作家。やがて作家たちは次々と奇怪な死を遂げ、そして誰もいなくなったとき、本当の「事件」の幕が開く。特殊設定ミステリの真骨頂!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
83
もうね、めちゃくちゃです。推理小説の大前提とかはすべて無視です笑 でも面白いんだよなー。気付けばなんか癖になる笑 重箱の隅を突けば論理が破綻しているような箇所もあるかもしれないけど、この作品はそういうの無しで楽しみましょう笑2023/11/15
HANA
70
孤島に集められた登場人物たちが一人、また一人と殺されていく…。これだけを読むとありふれたクローズドサークルなのだが、流石は特殊設定の名手でそこからが本番となっている。グロさを持つ割には地の文が面白く、ゲラゲラ笑いながら読む。特に死体発見のシーン大笑いし、解決の一部分では「盆回り」が脳内再生される始末。ただミステリの部分は流石に骨子がしっかりしている。ラストは極めて複雑で、某有名ミステリのトリックを連想させられるし。××された人間が××するというミステリには名作が多いと思うが、本書も紛れもなくそれであった。2024/05/03
Kanonlicht
59
絶海の孤島に集められた5人の推理作家。紆余曲折の末、連続殺人事件が起きるのだけど、それを推理するのは…。映像化したらおもいっきりホラーなのに、文章で読むとコメディという、まさに白井ワールド。あまりに状況が異常すぎてこれしかないだろうという推理が語られると、すぐに新たな事実とともに別の推理が開陳され、そのどれもが特殊設定ミステリにしてはやたらと論理的(笑)。一方で、犯行動機も超常現象の理由も「んなものどーでもいい」とばかりのうっちゃり具合が逆に気持ちいい。今のところ著者の作品の中で一番好きかも。2025/04/30
キンモクセイ
53
絶海の孤島に集まった5人の推理作家。覆面作家に招待され天城館に集まるのだが、クルーザーの故障により帰りの燃料がない。まさに王道ミステリー。その島で繰り広げられる殺人で次々と死んでいく...と思ったらこれは新しい展開。そんなことあるか?と思うが、ここでは何でもアリだ。グロ描写が大丈夫でブラックだけど、ミステリーが好きなら読んでみてほしいな。でも王道ミステリーをこよなく愛する人はこれを読んだらどう感じるのだろう?と疑問に思うけど。一番困ったのは登場人物の名前の読み方。メモって何度も確認しながら読んだけど。2022/02/04
にゃむこ@読メ13年生
30
表紙の美しさとタイトルに惹かれ、Kindle Unlimitedで。かの名作「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品なんだろうなあ、と思いつつ読了した結果、ハッキリ分かったのは、この作者の作風が私の肌に合わないということ。氏の他の作品を読みたいとは思わないな。読了後、つくづくUnlimited(=無料)で良かったと胸を撫で下ろしたのは言うまでもないが、肌に合わない作者を見つけただけでも本作を読んだ甲斐があったというもの。ただそれだけ。2024/04/08
-
- 電子書籍
- 推しにささげるダンジョングルメ ~最強…
-
- 電子書籍
- 外せない婚約指輪【分冊】 4巻 ハーレ…
-
- 電子書籍
- 平安女子は、みんな必死で恋してた イタ…
-
- 電子書籍
- P+D BOOKS 私生活 P+D B…
-
- 和書
- 鑑真 人物叢書(新装版)