内容説明
NHK人気番組、初の書籍化! 過去から見えてくる、激動の時代を生き抜くキーワード
ペスト、世界恐慌、オイルショック……過去の事例を徹底検証してこれからの世界を読み解き、未来への展望を示す。「自粛=空気を読む力を武器にする」「環境負荷を制限する新しいイノベーション」「連帯の精神が経済を変える」などウィズコロナの世界を生きるヒントが満載! 「世界の知見」オードリー・タン、マルクス・ガブリエルとの特別対談も収録。
〈目次〉
第1部「半歩先の未来」を考える
特別編1 オードリー・タンと会う
特別編2 「大回復」へのプロローグ~危機の後のブレイクスルー、新しい「啓蒙」
第2部 「大回復」への道 [社会編]
第3部 「大回復」への道 [カルチャー編]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
110
いいタイトルです。しかし、テクノロジーを扱う書籍は、悠長にまとめてちゃダメだと思うのです。番組はR2.6~R3.6に放映されたもので、出版が今年の1月です。これではもったいない。興味深いチャプターがありました。ソニー、パナソニック、ホンダの業績などを取り上げ、「愉快」に仕事に取り組む姿勢を分析してます。私の職種からは、真逆とも言えるアプローチですが、何故かヒントがありそうで、ワクワクするのです。気づかなかった視点が開けてくる。今は開いてなくても、そんな予感がする。本当に「温故知新」て大事だなと思いました。2022/06/17
けんとまん1007
54
番組をある程度、視聴していたので、その時のことが蘇ってくる。通して読んでみることで、その期間の社会状況の変化が、違った側面から感じ取れる。「分かりにくいものは、分かりにくいものです。考えるところから一緒にやりましょう」。「わかる言葉より意義深い言葉を」のフレーズがこころに響く。そして、オードリータンさん、マスクルガブリエルさん、奥田知志さんとの対話がいい。2022/03/21
ヒデミン@もも
49
講演会の前に読むはずが講演後になる。この番組は見てなかった残念。オードリー・タンさんと対談が良かった。台湾の閣僚のピンクマスク事件。こんな頭の柔らかい政治家がいる国に憧れる。コロナ禍で世代の世界の分断が濃くなったと思っていたが、みんな平等に病気に罹る。0から始まるって、考え方次第。知らない英語が多くて悩ましい。アーリーアダプター(飛びつく人)、コンヴィヴィアリティ(共に生きる)、プリュリバース(多元的世界)↔︎ユニバース、ポリティカルコレクトネス(政治的正しさ)。茨木のり子さんの詩集を読んでみよう。2022/10/07
内藤喜八
26
読み終えて数日経過すると、はて、この本は、どんな本だったかななんてことを思ったりする。印象が薄いわけではない。NHKのドキュメンタリーについての制作に関する本だから、本来、その番組を観て、そのベースとしての考え方を理解するべきであろう。番組を観ずして、その前段階を考えるのは本末転倒だった。しかし、本自体は、面白い。いろいろ考えさせられるし、他への応用へも効く。文章も柔らかく、読みやすい、平易に記載していある。文章力はたいしたものだと感心する。ドキュメンタリーを創る人の実力はたいしたものだと感心する。2023/04/15
Tenouji
20
人間は過去も同じようなこと繰り返している、とみるか、少しずつでも改善していこう、とするのか…2022/01/28
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