内容説明
――やっちまった。守れと言われたのに。 傭兵の父からも託された軍事国家のお姫様サーシャ。彼女の寂しさと凜々しさの裏の可愛さを知って、護は処女を奪ってしまった。「ボーリナ！（痛い）」 破瓜させた喜びに舞い上がり、彼女が痛がっていることにようやく気付いた。 申し訳ないのにうれしくて、かわいそうなのに愛しくて。感情の振れ幅が大きすぎる。「ううっ、なんだこれはっ、気持ちいいぞ」 両手で乳房を握り乳首を挟むと、サーシャの反応が格段に変わった。子宮頚管粘液が噴き出て、亀頭に浴びせかけられた。「もしかしてサーシャ、感じてる？」「わからないが、気持ちいいぞっ！」 国民のために自らを犠牲にしてきた軍姫な転校生を守る日々。護はサーシャの幸せまで考えるようになり……。 わかつきひかる＆みやま零、最強コンビが贈る美少女文庫、新名作！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
13
傭兵の父を持つ高校生の護がクーデターで帰れなくなった東欧の軍事国家のお姫様サーシャの日本滞在をサポートするボーイミーツガール。王族としての役目に縛られていたサーシャが護に好意を寄せていく流れはやや性急な感はあるが、想いを同じくしてからの情交はハード。時折、母国語が出て喘ぐサーシャが愛らしい。学園ものらしい場面もありつつ、別れを前にしてラブホでのサーシャを目隠し拘束した電動マッサージ機や婦人科器具を使ったプレイはかなり過激。クーデターの顛末はあっさりとしたものだが二人が共に歩むハッピーエンドは心地よかった。2022/01/23
えすてい
13
ロシアと関係のある架空の国の姫であるサーシャは母国のクーデターで帰れなくなった。サーシャの日本滞在中に一介の男子学生護とハードなhの日々を送る。歴代わかつきひかる語を踏襲し、今回はさらにヒートアップして、サーシャへの電マ攻撃(挿し絵あり)や産婦人科内診ごっこでクスコ挿入があったりとみやま零とのコンビ作品の中ではかなり攻めてきてるものだ。ロシア語やロシア料理も随所に登場する。公務員を蹴って無免許運転とかしたりするが、サーシャとは結婚し外交官になり国連に入ろうと締めくくられる希望エンドはわかつきひかるらしい。2022/01/20
えすてい
10
サーシャの兄マキシムの父称は男性形の「フョードロヴィッチ」でなければならない。「フョードロヴナ」は女性形だからサーシャにのみ使える。わかつきひかるはこの作品を執筆するに当たり（それなりに）ロシア語を研究したと思われるが、ロシア式の名前を記載するに当たりこれは致命的な勘違い・ミスではなかろうか?2023/01/19
えすてい
8
結局わかつきひかるにとっては最後の美少女文庫作品。美少女文庫刊行打ち切りがいつ決まっていたのかはわからないが、最後の作品が結果としてみやま零とのコンビなのは運命的ともいえよう。事実上の後継のeブックスでは現時点ではわかつきひかる書き下ろし作品はなく本人も自分のブログで美少女文庫やフランス書院に関しては一言も触れなくなったが、読者の頭の片隅にはこんな作家がいたのだと残っていれば、御の字なのかもしれない。ところで、ロシアネタは時節柄厳しくなる直前の刊行だった(一部の一般向けラノベを除けばだが)。2023/01/13
えすてい
5
ロミオとジュリエットではなくローマの休日。しかしそこはわかつきひかる。最後はハッピーエンド（ていうか美少女文庫はハッピーエンドで終わるものばかりなんだけどね。バッドエンドにはさせない）。2023/01/23
