オーバーラップ文庫<br> 幾億もの剣戟が黎明を告げる 1 無敗の剣士と夜を斬る少女

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オーバーラップ文庫
幾億もの剣戟が黎明を告げる 1 無敗の剣士と夜を斬る少女

  • ISBN:9784824000811

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内容説明

魔族に支配された闇夜の世界。固有魔法を宿す武器に変身できる人間とその遣い手は領域守護者と呼ばれ、人類唯一の生存圏・城塞都市を防衛していた。
この都市の外側で魔族と戦い10年を生き延びたトオミネ兄妹は、領域守護者に才能を見抜かれ、守護者の養成学校に入学する。しかし兄は最低クラスの魔力しかない剣士で、妹は魔法を持たない欠陥武器。周囲から無能と蔑まれながらも、訓練生の序列を決める戦いで頂点を目指す兄と、彼に家族以上の想いを抱く妹は阿吽の呼吸で学内上位の実力者を撃破する。兄妹は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者であり――!? 異端の兄妹剣士が最強を掴む世界変革の英雄譚!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

35
魔族に支配された闇夜の世界。都市の外側で魔族と戦い10年を生き延びたトオミネ兄妹は、領域守護者ミヤビにその才能を見いだされ、守護者の養成学校に入学する学園ファンタジー。兄ヤクモは最低クラスの魔力しかない剣士で、血の繋がらない妹アサヒは魔法を持たない欠陥武器。周囲から無能と蔑まれながらも、訓練生の序列を決める戦いで頂点を目指す展開で、やや愛の重いアサヒにはほのぼのとしますけど、そんな二人が互いを信じて限界を乗り越えて、阿吽の呼吸で学内上位の実力者を撃破し、周囲もまた彼らに感化されてゆく展開は面白かったです。2022/01/23

まっさん

21
★★★☆ オーバーラップ文庫大賞銀賞受賞作品。 序盤から中盤にかけては正直そこまで惹かれる部分はありませんでしたが、終盤にかける各登場人物の想いや熱量にはページを捲る手が止まらず読み耽る程の面白さがありました。 物語は人類が滅亡の危機に瀕する世界。太陽の陽を浴びる事で魔力を精製し、闇夜に力を増す魔族と人類が死闘を繰り広げる世界において、魔王の魔法によって世界が闇夜に包まれ、人類は7つの城塞都市に立て篭り抵抗を続けている世界。この都市の壁外で10年間魔族と闘い続けた二人の欠陥兄妹が、家族を護る為に世界を→2022/04/02

ひぬ

21
魔族に太陽が隠され、魔力で稼働する人工太陽のもと生活するのを余儀なくされた人類。唯一の生存権である城塞都市に引きこもり、そこを防衛する人類ですが、その生命線も後残り僅か。魔力税が納められず、蔑みの対象であるヤマト民族の義兄妹・ヤクモとアサヒはそんな欠点がありながらも守護者の養成学校で頂点を目指します。壮絶なブラコン妹ややりすぎな貧乳いじりもあり、全体的に一昔前の作品という印象でした。設定的に面白いのに加え、周りに良い脇役が多いと感じましたが肝心のアサヒが好きになれなかったのでイマイチ乗り切れなかったです。2022/03/06

リク@ぼっち党員

9
けっこう好き。太陽が隠された世界。魔力で動く疑似太陽が中心となるため魔力で優劣が決まる中、刀一本で死線をくぐって来た無能な兄妹の物語。こういった二人で一つな相棒の設定好き。何者にも断つことのできない絆というものはやはり素晴らしい。極限状態ほど人の本性が浮かび上がるもので、他者を蔑む者も、己の無力を嘆く者もいる。一人なら立ち上がれなくなるような絶望でも、隣で支えてくれる相棒がいるなら大丈夫。二人の剣戟で世界を、そして人の心を照らすことはできるのか、期待。2022/02/05

真白優樹

9
魔王により世界の明が奪われた世界で、無能と蔑まれる兄妹が世界に黎明を告げるべく立ち上がる物語。―――不屈の誓いを胸に、幾億の果てに灯を。 滅びに囚われ緩慢に人々の心が腐りゆく世界で、無能と蔑まれながらも戦う兄妹の活躍が熱い物語であり、王道な世界観も相まって、真っ直ぐに安心して楽しめる物語である。始まったばかりの英雄譚。確かに無視できぬ影響を見せつけた兄妹の次なる死闘の相手とは。幾億の剣戟の先、魔王に勝てるのか。果たして、彼等は希望の明なきこの世界で希望となれるのか。 次巻も須らく期待であるべし。2022/01/29

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