内容説明
身も心もくたくたになるまで、仕事に明け暮れてきた日鞠。ある日ついに退職を決意し、亡き祖母との思い出の街を探すべく、北海道を訪れた。ふと懐かしさを感じ、途中下車した街で、日鞠は不思議な魅力を持つ男性・孝太朗と出会う。薬膳カフェを営んでいる彼は、なんと狼のあやかしの血を引いているという。思いがけず孝太朗の秘密を知った日鞠は、彼とともにカフェで働くこととなり――疲れた心がホッとほぐれる、ゆる恋あやかしファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
43
子供の頃って「もしこの家の娘じゃなくて、もっともっと大金持ちの王様が娘よと迎えに来てくれたなら、皆平等の暮らしを・・」なんて想像したものですが、あやかしは想像もしなかったなぁ。ブラック企業を退職し、向かった先は幼い頃祖母と暮らした北海道のとある街・・。電車から見た風景、思わず下車して・・。このシリーズが終わるまでに北広島って街を見つけたいものです(#^.^#)。2023/08/19
小梅さん。
17
うわー、これ、最高に私好み。 もっと早くに読めばよかったー。 祖母との思い出の地北海道北広島市を訪れた日鞠。彼女が出会ったのは狼のあやかし孝太郎と狐のあやかし類。もう、この2人が最高に魅力的。 あやかしを見ることができる日鞠が、彼らのカフェで働きながら、もたらされるあやかしたちのトラブルの解決に奔走する一生懸命で優しい姿にもほっこり。 孝太郎や類、豆腐小僧の豆ちゃんに茨木童子も素敵。 さて、引き続き2巻へいこう。 3巻も早くー。2023/11/11
沙耶
10
日鞠と孝太郎との関係がすごく良かった♥️ 2023/10/27
陽ちゃん
8
ブラック企業を辞めた日鞠が向かったのは、幼い頃祖母と暮らしていた北海道。当時のスケッチブックの絵を手がかりにその場所を探そうとしたものの、倒れてしまった彼女が出会ったのが薬膳カフェの店長孝太朗で‥。孝太朗の幼なじみ類も含めた3人が営むカフェが魅力的です。あやかしカフェということで予想はしていましたが、出てくるあやかしたちがおなじみの豆腐小僧や雨女から茨木童子まで色々で面白かったです。2022/02/23
輝夜
7
あやかしカフェ男子×頑張り屋女子とのふんわり恋物語。あやかしものは昔から大好きで、物語も優しく温かく、癒されながら読み終えることが出来ました。なかなか薬膳料理出てこなかったので、もっと知りたいな、と思いました。 孝太朗と日鞠と恋過程も丁寧で、その後のお話もぜひ読みたです。2023/09/12